MSA由来α-SynのCryo-EM 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年5月31日 Original Article Cryo-EMで前方側頭葉変性症(FLTD), アルツハイマー病(AD), 慢性外傷性脳症(CTE), 大脳皮質基底核変性症(CBD)のタウを次々と解析している、イギリス・MRC Laboratory of Molecu […] 続きを読む
痩せる遺伝子 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年5月29日 Original Article 世の中には、たくさん食べても一向に太らず、健康的な人達がいるけれども…… それは、なぜ? カナダ・Brithish Columbia大学 ライフサイエンス研究所のPenningerらの研究グループは、ここに […] 続きを読む
アポモルフィンの持続投与でPDの前屈症改善 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年5月25日 Original Article 前屈症(camptocormia)はパーキンソン病(Parkinson's disease, PD)の3-17%で発症し、患者のQOLを著しく下げる。 残念なことに、このcamptocormiaは、L-DOPAや脳深部刺 […] 続きを読む
α-Synオリゴマーがフェロトーシスを誘導する 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年5月21日 Original Article パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) などのシヌクレイノパチーでは、α-シヌクレイン (α-Syn) の異常凝集、蓄積が起こる。 α-Synモノマーは脂質に作用してシナプス小胞のトラフィッキ […] 続きを読む
MCH神経は正中隆起バリアの透過性を調節する 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年5月19日 Original Article メラニン凝集ホルモン (melanin-concentration hormone, MCH) 産生細胞は、エネルギーやグルコース代謝に重要な役割を持つ。 今回、ドイツ・Max Planck研究所のBrüningらの研究 […] 続きを読む
PD, MSA, DLBのα-Synの増幅 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年5月15日 Original Article アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) やパーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) などの神経変性疾患の研究領域では、 異常に凝集したタンパクが細胞内外に蓄積し、病 […] 続きを読む
APOE4はそれだけで血管障害と認知機能低下のリスク 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年5月12日 Original Article アポリポプロテインE4(Apolipoprotein E4, APOE4)は、アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)の最も強力なリスク因子として知られています。 アミロイドβ(Amyloid […] 続きを読む
親のストレスは子供に伝わる 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年5月3日 Original Article 子どもは親の気持ちを敏感に察知するもの。。。 ワシントン大学のWatersらのグループは、 7歳から10歳までの子供とその親(N = 214, N = 214; Ndyads = 107; 47% fathers) を対 […] 続きを読む
PDでは、腸管神経の遺伝子変化が早期から認められる 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年5月1日 Original Article Genome-wide association studies (GWAS) により、脳疾患に関連する様々な遺伝子変異が同定された。 しかしながら、single cellでの解析は未開。 そこで、スウェーデ […] 続きを読む
Klotho-VSヘテロは、APOE4に打ち勝つ 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月27日 Original Article Klotho (KL) は、寿命に関わる膜タンパクとして注目されている。 F352V (rs9536314) とC370S (rs9527025) の二つのミスセンス変異は、機能的ハプロタイプKL-VSとして知られており […] 続きを読む
グリアをニューロンに変えて病気を治す 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年4月25日 Original Article 脳内のグリア細胞を神経細胞に変化させると、神経変性疾患などで失った神経を補充し、機能改善させる事ができる。 以前、中国の研究グループから、in vitroでpolypyrimidine tract-binding pro […] 続きを読む
LRP1がタウ取り込みの鍵? 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月23日 Original Article アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)や前頭側頭葉変性症(frontotemporal lober degeneration, FTLD)で主要な病的タンパクとして注目されているタウが、細胞間 […] 続きを読む
どうやって火星からサンプルを持って帰るか 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月21日 Original Article 火星の石を採取し、地球に持ち帰るプロジェクトの詳細が固まった。 最初のステップは今年7月、NASAがPerseverance roverを打ち上げる。 Perseverance roverは火星表面を走り、 […] 続きを読む
PDの黒質ではミクログリアが老化している 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年4月19日 Original Article 中脳黒質緻密部のドパミン神経細胞の変性は、加齢と共に進行し、とくにパーキンソン病(Parkinson's disease, PD)に特徴的である。 加齢はPDの最も大きなリスク因子である事から、アメリカ・フロリダ医科大学 […] 続きを読む
シナプスの記憶コードの可視化—ショウジョウバエモデル 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月18日 Original Article シナプスの記憶コードの可視化—ショウジョウバエモデル 動物達は、感覚刺激を受けて、常にポジティブ/ネガティブな状況予測をしている。 感覚の合図は、該当するニューロンでエンコードされており、シナプス可塑性をモニターするはず […] 続きを読む
軽度行動異常の段階でAβが溜まっている 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月17日 Original Article 高齢者の認知機能障害に先立ち、軽度行動異常(mild behavioral impairment, MBI)が起こる事がある。 カナダCalgary大学のGauthierらのグループは、症状のない高齢者を対象に、MBIと […] 続きを読む
ストレスで記憶の使い方が下手になり、計画性が落ちる 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月16日 Original Article 先を見通し、予測し、柔軟に計画する事は、私達の生活にとってとても重要な能力である。 スタンフォード大学のWagnerらの研究グループは、加齢やストレス下の状態により、先をを見通し、柔軟に計画する機能が落ちる事を報告した。 […] 続きを読む
p-tau217の方がp-tau181より有望なマーカーとなり得るか 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月15日 Original Article アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)のバイオマーカーとして、 血漿中のAβ/タウ/NfLの組み合わせの報告(こちら)、 血漿中のp-tau181の報告(こちら)等、 色々でてきていますが、 […] 続きを読む
マウスにも表情がある模様 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月13日 Original Article 実験によく使用されているマウス達。 喜び、悲しみ、恐怖などの感情で、彼らは表情を変えているのだろうか。 ドイツにあるMax Planck Institute of NeurobiologyのGogollaらの研究グループ […] 続きを読む
アスピリンは認知機能低下を防げなさそう 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月12日 Original Article Aspirin in Reducing Events in Elderly (ASPREE) studyの結果が発表された。 インシデントのアルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)、軽度認知機能 […] 続きを読む
血漿中P-tau181はADの有望なマーカーとなり得る 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月9日 Original Article 先月のNature Medicineに抱き合わせで発表された、血漿P-tau181に関する報告を2報紹介します。 血漿中P-tau181はADの有望なマーカーとなり得る スウェーデン・Lund 大学からの報告 1つ目の論 […] 続きを読む
歯状回苔状細胞のシナプス障害/記憶障害にmiR-128のSTIM2抑制が関与する 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月7日 Original Article 中国华中科技大学(Huazhong University of Science and Technology)のLuらのグループは、以前、歯状回にある苔状細胞(mossy cells, MCs)は、記憶の正確性に関与する […] 続きを読む
遺伝子による脳の構造の違い 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年4月6日 Original Article 大脳皮質は、様々な情報を処理する。 magnetic resonance imaging (MRI) で解析される、ヒトの大脳皮質の表層や厚さは、神経学的、精神学的、行動学的な機能と相関する事が知られている。 けれども、 […] 続きを読む
脳マッピング:手の運動を司る領域は、体全体の運動の時も連動して活動している 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月5日 Original Article 脳の様々なエリアは連携して思考や運動など様々な活動をコントロールしている。 しかし、今までの機能的MRI(functional magnetic resonance imaging, fMRI)や脳波(electroen […] 続きを読む
血漿中のタウ/ニューロフィラメント/Aβは認知症のバイオマーカーとして有効 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月4日 Original Article 脳脊髄液(cerebrospinal fluid, CSF)中のタウ、ニューロフィラメント(neurofilament light chain, FfL)、アミロイドβ(Aβ)は、アルツハイマー病(Alzheimer's […] 続きを読む
アルツハイマー病にフェロトーシスが関与? 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月2日 Original Article アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)では、βアミロイド(Amyloid beta, Aβ)やタウ病理と共に、鉄代謝の障害が起こっている。 フェロトーシスは最近同定された鉄依存性の細胞死である […] 続きを読む
BCG接種がCOVID-19に有効か検証予定 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月1日 Original Article 結核 etc. の予防接種として世界で広く使用されているBacille Calmette-Guerin (BCG) を接種することで、COVID-19の発症や重症化を抑制するかどうか調べる臨床試験が、ヨーロッパやオースト […] 続きを読む
SERP1はγセクレターゼ機能を調節してAβ産生に関与する 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年3月31日 Original Article γセクレターゼは、アミロイド前駆タンパク(amyloid protein precuror, APP)を切断し、アミロイドβ (amyloid beta, Aβ)産生に関与する。 γセクレターゼの機能を調節する分子機構は […] 続きを読む
大脳皮質にアストロサイトの層 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年3月30日 Original Article 大脳皮質には6層の興奮性神経細胞の層がある。 では、グリアの層は? 特に、アストロサイトは脳内の細胞の50%を占め、神経細胞の機能維持等、色々な役割を果たしている。 英ケンブリッジ大学のBayraktar, […] 続きを読む
仮説:ACE阻害剤とARBの服用はCOVID-19の重症化リスクかも 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年3月29日 Original Article 米ルイジアナ州立大学のDiaz氏は、降圧薬内服歴とCOVID-19重症化との関連についての仮説を発表した。 仮説:ACE阻害剤とARBの服用はCOVID-19の重症化リスクかも アンジオテンシン変換酵素阻害薬(angio […] 続きを読む
認知の柔軟性を上げる遺伝子変異 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年3月29日 Original Article K+チャネル機能は脳機能を調節する。 National Institute of Child Health and Human DevelopmentのHoffmanらのグループは、peptidyl-prolyl cis […] 続きを読む
ビタミンB12でPDの認知症予防? 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年3月28日 Original Article ビタミンB12でPDの認知症予防? 米メイヨークリニックのSavicaらの研究グループは、パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) の患者の血漿中ビタミンB12(VitB12)レベルを調べた。 […] 続きを読む
パーキンソン病にニューチュリン遺伝子治療……結果は? 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年3月27日 Original Article 米シカゴのRush大学のChu, Kordower et al., は、パーキンソン病(Parkinson's disease, PD)の患者で、AAV2-neurturin (CERE120) の遺伝子治療後8-10年 […] 続きを読む
ADリスク因子を多角的にパスウェイ解析 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年3月26日 Original Article 米メイヨークリニックのZhao, Buらのグループは、ADのリスク因子である、加齢、APOEジェノタイプ、性別について、Morecular pathwayの変化を調べた。 彼らは、human apoE2-/apoE3/a […] 続きを読む
前脳基底部の変性が先、かも 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年3月25日 Original Article アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) 患者の神経イメージングや、ADモデル動物の解析では、ADによる神経変性は嗅内皮質から始まり、側頭頭頂葉皮質へと広がるとされる。 しかし、マイネルト基底 […] 続きを読む
オーストラリア東部では山火事による健康被害が凄い 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年3月24日 Original Article 気候変動により、オーストラリアでは山火事が多発している。 その頻度は例年よりも30%増。 それにより、2019年四半後期から2020年にかけてのオーストラリアでの健康被害も急増している。 山火事との関連が示唆される健康被 […] 続きを読む