Klotho-VSヘテロは、APOE4に打ち勝つ
Klotho (KL) は、寿命に関わる膜タンパクとして注目されている。 F352V (rs9536314) とC370S (rs9527025) の二つのミスセンス変異は、機能的ハプロタイプKL-VSとして知られており、Klothoタンパク質の分泌や機能に影響を与える。 このKL-VSのヘテロ接合体(KL-VSHET+)では、血漿中KLレベルが上昇し、ホモ接合体に比べると健康長寿であると報告され […]
Klotho (KL) は、寿命に関わる膜タンパクとして注目されている。 F352V (rs9536314) とC370S (rs9527025) の二つのミスセンス変異は、機能的ハプロタイプKL-VSとして知られており、Klothoタンパク質の分泌や機能に影響を与える。 このKL-VSのヘテロ接合体(KL-VSHET+)では、血漿中KLレベルが上昇し、ホモ接合体に比べると健康長寿であると報告され […]
脳内のグリア細胞を神経細胞に変化させると、神経変性疾患などで失った神経を補充し、機能改善させる事ができる。 以前、中国の研究グループから、in vitroでpolypyrimidine tract-binding protein 1 (Ptbp1)をノックダウンすると、線維芽細胞などが機能的な神経細胞に変化する事が報告されていた(Xue et al., Cell, 2013)。 今回、中国の別のグ […]
アルツハイマー病(Alzheimer’s disease, AD)や前頭側頭葉変性症(frontotemporal lober degeneration, FTLD)で主要な病的タンパクとして注目されているタウが、細胞間を伝播して脳内を広がっていくことはコンセンサスとなっている。 今まで、ヘパラン硫酸プロテオグリカン(Heparan sulfate proteoglycans, HSP […]
火星の石を採取し、地球に持ち帰るプロジェクトの詳細が固まった。 最初のステップは今年7月、NASAがPerseverance roverを打ち上げる。 Perseverance roverは火星表面を走り、火星の埃や岩をチューブに採取する予定。 この計画が成功すれば、火星の石を地球に持ち帰るのは実に約10年ぶりとなる。 Pervererance roverは来年2月に、火星のJeze […]
中脳黒質緻密部のドパミン神経細胞の変性は、加齢と共に進行し、とくにパーキンソン病(Parkinson’s disease, PD)に特徴的である。 加齢はPDの最も大きなリスク因子である事から、アメリカ・フロリダ医科大学のKhoshboueiらのグループは、加齢と共に黒質のミクログリアの老化(senescence)が起こっているのではないかと仮説を立て、野生型マウス(C57BL/J6マ […]
シナプスの記憶コードの可視化—ショウジョウバエモデル 動物達は、感覚刺激を受けて、常にポジティブ/ネガティブな状況予測をしている。 感覚の合図は、該当するニューロンでエンコードされており、シナプス可塑性をモニターするはず。 ドイツGöttingen大学のFialaらの研究グループは、ショウジョウバエの嗅覚記憶を司る、キノコ体γ葉のKenyon細胞のシナプス終末を、可視化して観察した。 彼らは、蛍光 […]
高齢者の認知機能障害に先立ち、軽度行動異常(mild behavioral impairment, MBI)が起こる事がある。 カナダCalgary大学のGauthierらのグループは、症状のない高齢者を対象に、MBIとアルツハイマー病(Alzheimer’s disease, AD)バイオマーカーに相関があるかどうかを調べた。 軽度行動異常の段階でAβが溜まっている 方法: 96人の […]
先を見通し、予測し、柔軟に計画する事は、私達の生活にとってとても重要な能力である。 スタンフォード大学のWagnerらの研究グループは、加齢やストレス下の状態により、先をを見通し、柔軟に計画する機能が落ちる事を報告した。 ストレスで記憶の使い方が下手になり、計画性が落ちる 方法 被験者達には、ストレス無/有りグループにわけられ、それぞれ仮想空間の町をバーチャルで歩き、その間の神経活動を機能的MRI […]
アルツハイマー病(Alzheimer’s disease, AD)のバイオマーカーとして、 血漿中のAβ/タウ/NfLの組み合わせの報告(こちら)、 血漿中のp-tau181の報告(こちら)等、 色々でてきていますが、 今回は脳脊髄液(cerebrospinal fluid, CSF)中のp-tau217が、Aβ PET陽性となる前から上がっていて、CSF中p-tau181よりも特異度 […]
実験によく使用されているマウス達。 喜び、悲しみ、恐怖などの感情で、彼らは表情を変えているのだろうか。 ドイツにあるMax Planck Institute of NeurobiologyのGogollaらの研究グループは、マウスに様々な刺激に対してその表情を変化させることを明らかにした。 マウスにも表情がある模様 彼らは、マウスの表情を見分けるアルゴリズムを作製し、様々な感情(プレッシャー、不快 […]
Aspirin in Reducing Events in Elderly (ASPREE) studyの結果が発表された。 インシデントのアルツハイマー病(Alzheimer’s disease, AD)、軽度認知機能障害(mild cognitive impairment, MCI)、その他の認知機能低下の患者さんを対象に、低用量アスピリンが認知機能低下を防げるかコホート研究を行っ […]
先月のNature Medicineに抱き合わせで発表された、血漿P-tau181に関する報告を2報紹介します。 血漿中P-tau181はADの有望なマーカーとなり得る スウェーデン・Lund 大学からの報告 1つ目の論文はこちら (概要) アルツハイマー病(Alzheimer’s disease, AD)では、血漿中のタウ181のリン酸化が増加している模様。 スウェーデンのLund大 […]
先日、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(antiogensinconverting enzyme inhibitor, ACEI)やアンジオテンシンII受容体拮抗薬(angiotensin II receptor blocker, ARB)の服用がCOVID-19重症化のリスクかも、という仮説を取り上げました(こちら)が、 それらを内服する人達が不安になっている事を受け、 米国心臓協会(AHA)、米 […]
中国华中科技大学(Huazhong University of Science and Technology)のLuらのグループは、以前、歯状回にある苔状細胞(mossy cells, MCs)は、記憶の正確性に関与するという事を報告していた。 アルツハイマー病(Alzheimer’s disease, AD)では、細胞死よりも先にシナプス障害がおこると報告されている。であれば、 海馬 […]
大脳皮質は、様々な情報を処理する。 magnetic resonance imaging (MRI) で解析される、ヒトの大脳皮質の表層や厚さは、神経学的、精神学的、行動学的な機能と相関する事が知られている。 けれども、遺伝子多型が大脳皮質の構造に影響するかどうか、今まで明らかではなかった。 今回、オーストリア、アメリカ、オランダ etc.の研究グループは、遺伝子多型と脳皮質の構造の違いについて調 […]
脳の様々なエリアは連携して思考や運動など様々な活動をコントロールしている。 しかし、今までの機能的MRI(functional magnetic resonance imaging, fMRI)や脳波(electroencephalogram, EEG)では、グリア等、様々な細胞の電気活動も一緒にひろうため、神経1細胞あたりの電気活動を観察する事はできなかった。 また、ホムンクルスが提唱されてから […]
脳脊髄液(cerebrospinal fluid, CSF)中のタウ、ニューロフィラメント(neurofilament light chain, FfL)、アミロイドβ(Aβ)は、アルツハイマー病(Alzheimer’s disease, AD)のバイオマーカーとして広く使われている。 より非侵襲的な血漿で同じように測定できないだろうか? 英Wolf、蘭Ghanbariら […]
アルツハイマー病(Alzheimer’s disease, AD)では、βアミロイド(Amyloid beta, Aβ)やタウ病理と共に、鉄代謝の障害が起こっている。 フェロトーシスは最近同定された鉄依存性の細胞死であるが、AD病理との関連は明らかではなかった。 英King大学のSoらのグループは、タンパク解析やメタボローム解析などを組み合わせて、AD患者(n = 7)と認知機能正常コ […]
結核 etc. の予防接種として世界で広く使用されているBacille Calmette-Guerin (BCG) を接種することで、COVID-19の発症や重症化を抑制するかどうか調べる臨床試験が、ヨーロッパやオーストラリアで検討されているそうです。 BCG接種がCOVID-19に有効か検証予定 オーストラリア・メルボルンのMurdoch Children’s Research In […]