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2020年5月

MSA由来α-SynのCryo-EM

Cryo-EMで前方側頭葉変性症(FLTD), アルツハイマー病(AD), 慢性外傷性脳症(CTE), 大脳皮質基底核変性症(CBD)のタウを次々と解析している、イギリス・MRC Laboratory of Molecular BiologyのMichel Goedertらのグループから、α-シヌクレイン(α-Syn)のcryo-EM解析結果が報告されました。 MSA由来α-SynのCryo-EM […]

痩せる遺伝子

世の中には、たくさん食べても一向に太らず、健康的な人達がいるけれども…… それは、なぜ?   カナダ・Brithish Columbia大学 ライフサイエンス研究所のPenningerらの研究グループは、ここに疑問をもち、 エストニアに住む20ー40歳、47,000人の健常な「痩せている人達」のデータを集め、遺伝子解析を行った。 痩せる遺伝子 GWAS解析の結果、それまで報告されていたF […]

アポモルフィンの持続投与でPDの前屈症改善

前屈症(camptocormia)はパーキンソン病(Parkinson’s disease, PD)の3-17%で発症し、患者のQOLを著しく下げる。 残念なことに、このcamptocormiaは、L-DOPAや脳深部刺激療法(deep brain stimulation, DBS)、ボトックス注射等の効果が芳しくない。 日本では、ウェアリングオフのレスキュー剤として使用されているアポ […]

α-Synオリゴマーがフェロトーシスを誘導する

パーキンソン病 (Parkinson’s disease, PD) などのシヌクレイノパチーでは、α-シヌクレイン (α-Syn) の異常凝集、蓄積が起こる。 α-Synモノマーは脂質に作用してシナプス小胞のトラフィッキングに関与するとも考えられている。 α-Synオリゴマーは、細胞膜やミトコンドリア膜の脂質酸化、ミトコンドリアタンパクの酸化etc.を介して、ミトコンドリアのアポトーシ […]

MCH神経は正中隆起バリアの透過性を調節する

メラニン凝集ホルモン (melanin-concentration hormone, MCH) 産生細胞は、エネルギーやグルコース代謝に重要な役割を持つ。 今回、ドイツ・Max Planck研究所のBrüningらの研究グループは、 このMCHニューロンが、視床下部-下垂体系にある正中隆起(median eminence, ME) の、タニサイト (tanycytes) や有窓型毛細血管 (fen […]

PD, MSA, DLBのα-Synの増幅

アルツハイマー病 (Alzheimer’s disease, AD) やパーキンソン病 (Parkinson’s disease, PD) などの神経変性疾患の研究領域では、 異常に凝集したタンパクが細胞内外に蓄積し、病理の進展および神経変性を誘導している、というのが概ねコンセンサスになっています。 このタンパク凝集体の性質を調べる為、多くの研究室では、 患者の脳内から凝集 […]

APOE4はそれだけで血管障害と認知機能低下のリスク

アポリポプロテインE4(Apolipoprotein E4, APOE4)は、アルツハイマー病(Alzheimer’s disease, AD)の最も強力なリスク因子として知られています。 アミロイドβ(Amyloid beta, Aβ)の産生やタウ病理の増悪因子として有名ですが、血管障害のリスク因子としても多方面から注目されており、多くの報告があります。   アメリカ・南カ […]

【Rで統計】オッズ比、P値、信頼区間

前回に引き続き、統計の備忘録。   例えば、カテゴリカル変数のXとYというデータの相関、オッズ比(超幾何分布による最尤推定値)、 95% 信頼限界などは、カイ二乗検定 odds.ratio() やフィッシャーの正確率検定 fisher.test() などでオッズ比(超幾何分布による最尤推定値)や 95% 信頼限界を求めることができるが、 下記のようなクロス集計表があった場合、 X1 X2 […]

【Rで統計】ロジスティック回帰分析

デスクワークをしながら、久しぶりにRを開きました。 私は最初、「言語さえ理解できれば応用が利く」と思って、統計にはRを利用していたのですが、周りの同僚達は皆、ラボが購入している統計ソフトを使っているので、最近はRから少し遠ざかっていました。 上司から、臨床よりのプロジェクトを一つ任されていたので、自宅で細々解析していたのですが、ラボの統計ソフトでは解析できないものも多く、ちょっと使いづらい……。 […]

親のストレスは子供に伝わる

子どもは親の気持ちを敏感に察知するもの。。。 ワシントン大学のWatersらのグループは、 7歳から10歳までの子供とその親(N = 214, N = 214; Ndyads = 107; 47% fathers) を対象に、 親がストレスを隠す事がどれくらい子供に影響を与えるか、調べた。 親のストレスは子供に伝わる 107人の親達のうち父親47%、母親53%。 親達はまず別室でストレスのかかるタ […]

PDでは、腸管神経の遺伝子変化が早期から認められる

Genome-wide association studies (GWAS) により、脳疾患に関連する様々な遺伝子変異が同定された。 しかしながら、single cellでの解析は未開。   そこで、スウェーデンKarolinska研究所のSullivan、Hjerling-Lefflerらの研究グループは、マウスのsingle-cell transcriptomeデータとヒトのGWAS […]