
今、子供たちがアメリカで受けている "Gifted Program"。
毎週2回、4,5人の小グループで授業が行われていますが、なかなかユニークな内容です。
例えば、アメリカには "Shark Tank" という番組があって、
Watch the official Shark Tank online at ABC.com. Get exclusive videos, blogs, photos, cast bios, free episodes
内容は、"Shark" と呼ばれる4人の投資家の前で、スタートアップ企業の人達がプレゼンをして資金援助をお願いする、という感じなのですが、
これを模倣して、
「実際に自分たちで生活が便利になるグッズを開発し、その魅力を投資家(先生)の前でプレゼンして資金援助をゲットする」
という企画の授業がありました。
アメリカ人はプレゼンが上手いなーという印象がありますが、
「こんな風に小学生の頃から "人の心を動かすプレゼン" の練習をしていたら、そりゃうまくもなるわな。」
と思います。
是非日本にも導入してほしいです。
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と、いうことで、先日のお話。
「YouTuberになるのはしばらくやめとくことにする。」
と宣言した長男(11歳)が、久しぶりに動画編集ソフトを開いてなにやら編集していました。
「なんの動画を編集しているの?」
と尋ねると、
「Gifted Program で "スパゲッティチャレンジ" をやってるんだけど、失敗して成功するまでを3分の動画にしてみんなに発表しないといけないんだ。」
とのこと。
"スパゲッティチャレンジ" という面白い名前のこの企画について聞いてみると、内容は概ね下記のような感じ。
- 細いスパゲッティとタコ紐を用意する。
- スパゲッティを束ねてタコ紐で縛り、それを組み合わせて "橋" を作る。
- 出来上がった橋の上に規定の重さの石を乗せ、橋が壊れなければ成功。
- 壊れそうだったら、スパゲッティの束ね方や組み方を工夫し、壊れなくなるまで何度でもチャレンジできる。
長男は、別のクラスの子と2人1組になり、お互い相談しあいながら何度もスパゲッティを組み直して、最終的に石の重さに耐えられる橋ができたとのこと。
その一部始終を携帯で撮影していて、3分以内の動画に編集し、プロジェクトの最終日に発表することになっているそうです。
「僕はYouTubeやってた時に動画編集してたから、このビデオも僕が編集してって頼まれたんだ。」
彼はちょっと誇らしげに話してくれました。
出来上がった動画を見ると、途中の早送りやテロップ挿入など、なかなかの力作。
YouTuberになることは一旦諦めたものの、動画編集などのスキルは身についており、意外なところで役立っているようです。
……ちょっと嬉しくなりました。