mushroom

今住んでいるアメリカのアパートは、築60年くらい……かなり古いです。

色々リフォームされてはいますが、色々な箇所が壊れる事は日常茶飯事。

最初は驚きましたが、だんだん慣れてきて、よっぽど困ったときだけ管理人に伝えて修理してもらっています。

 



 

そんなある日の事……。

 

台所で

「ガタン!」

と音がしたので、何事かと思いながら行ってみると、シンクの台が壁から外れてちょっとだけ傾いていました。

「あーあ、シンクが外れたね。」

と言ってみましたが、壁とシンクの間にちょっと隙間が空いたくらいなので、

「まあ、普通に使えるっしょ。」

という感じでそのままにしていました。

 



 

そしてまたしばらくすると、

子供たち「水道の違うところからお水がでるよ。」

 

もともとシンクの水道の蛇口部分に錆があったのですが、その部分が劣化して穴が空き、

蛇口から水を出すたびにその劣化部分からも水がシャワーのように出てきて、ちょっと壁にかかるようになりました。

 

 

「うーん、この台所はボロボロだね。」

まあ、でも使えないわけではないし、管理人さんに来てもらうとなると平日仕事を休まないといけないので、これもまたそのままにして使い続けました。

 



 

で、またまたしばらく経過したある日の事。

 

子供たち「お母さん!シンクにキノコが生えてきた!」

「え、どーゆーこと!?」

 

なんと、壊れたシンクと壁の間から、しめじのような形のキノコが2,3本生えてきました。

そのキノコたちは、凄いスピードで大きくなり、立派なしめじ君達に成長……。

 

 

キノコ達の生えている部分をよくみると、劣化した水道の蛇口から出た水がシャワーのようにかかっている部分と一致していました。

 

おそらく、料理に使っていたキノコ(多分しめじ)の胞子達が、壁とシンクの隙間に入り、その部分に蛇口の劣化部分から飛び出したシャワーで毎日お水をあげる形となり……

大切にキノコを育ててしまったようです。

 

 

ちょっと気持ちが悪かったので、キノコ君達には悪かったですが、ブリーチでご臨終……

と思ったら、その隣から別のキノコ達が生えてきて、しばらくイタチごっこに……。

 

「もう、これは水道の蛇口を修理してもらうしかない。」

とゆー事で重い腰を上げ、管理人さんに頼んで新しい蛇口と交換してもらいました。

 



 

その後、健気に生えてきていたキノコたちは、姿を見せなくなりました。

……ちょっと気の毒な事したかも……。

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