
先月、長女(8歳)の Gifted Program 第1回Zoomミーティングが行われました。
参加者は、
- Gifted Program の担当の先生(長男の時と同じ)
- 長女のクラスの担任の先生
- 副校長先生
- 私達両親
という構成。
前日までに配布された資料を見ながら、詳細を確認していきます。
長男の時と同じく、まずは担任の先生から、長女のクラスの様子を説明され、彼女のどの能力を強化すべきか考えを述べられました。
事前の資料では、彼女の強化項目は、
- Math (算数)
- Reading (読む力)
の2項目でしたが、担任の先生は、彼女の作文をカメラの前で見せながら
「Writing (書く力) も項目に追加すべきだ」
と強く推薦していただき、Writing も新たに強化項目に加わる事になりました。
実際、家でもよく文章を書いていて、何冊もオリジナルの本を作っているので、
以前、子供達の突然の執筆活動について紹介(こちら)しましたが、その後の活動について紹介します。 長女(6歳)は、その後断続的に絵本(それぞれ10ページほど)を作り続け、その数は10冊程になりました。 いずれも、絵本好 …
彼女の writing への意欲を担任の先生に認めていただき、嬉しく思いました。
日本では、「担当者が終始話して、他の人は何も発言せずに終わり」というミーティングを何度も経験しましたが、
こちらでは、学校のミーティング1つをとっても、参加者がそれぞれの立場から自由に発言でき、生産的な話し合いができるように感じます。
今回も、長女の学校と家庭での様子を共有でき、また Gifted の専門の先生の意見も交えて、
彼女にとって最適な教育環境を色々な角度から話し合う事ができたように思います。
「書類にサインするまえに、全ての内容を理解しているかもう一度確認して。
馴染みのない言葉やわかりにくい内容、質問など、どんな些細な事でもいいから質問してね。」
と Gifted の先生から言われたので、私は気になっていた事を質問してみました。
「彼女は図画工作が好きで、家でも毎日絵を書いたり、上手になるための tips を聞いてきたりしているし、将来はアーティストになりたいって言っているんだけど、そのような美術の力を伸ばすプログラムはあるのかな?」
少し前、学校の美術の先生から、美術展のレセプションの招待状が届きました。 「美術の時間に描いた長女ちゃんの作品が、学校推薦として地区の展覧会に展示される事になりました。 レセプションは〇月✖日なので、是非見 …
このような質問は、かなり親バカな内容で、日本だと発言を憚られます。
が、参加者全員が彼女の能力を伸ばそうと活発に意見を交わす中、いつもなら控えるであろうこのような質問も、私の口からすんなり出てきました。
Gifted の先生は、嫌な顔ひとつせず、私の質問に答えてくれました。
「残念ながら、今の州の Gifted Program はアカデミックに限られていて、
- Math
- Reading
- Writing
- Speaking
- Listening
くらいしか項目がないの。
でも、creativity を伸ばすプログラムの中に、絵やモデルづくりなどの項目が入っているから、
プログラムをこなしていく過程で、少しは芸術に触れる機会があるわ。
あと、私は大学での最初の専攻は絵画だったから、彼女が tips を聞いてきたら、答えられる。
私の方でも、彼女が芸術に興味を持っている事を踏まえて色々話をしていくわね。」
とのこと。
Art の Gifted program がないのは残念でしたが、担当の先生のほうである程度柔軟に対応してくださると聞き、ありがたく思いました。
最後に、担任の先生と Gifted の先生とで、Gifted 授業のスケジュール調整の確認があり、ミーティングは終了しました。
Gifted Program 自体は、
- 週2回
- 1回45分
- 授業は、Gifted の先生と、長女と生徒もう1人、合計3人で進められる
とのこと。
どんな授業になるのか、楽しみです。