ネット詐欺

ある穏やかな朝の事。

 

長女(7歳)「太陽系の中で一番小さな惑星は何?」

「えっと、水星だと思うよ。」

長女「じゃあ次は?次は?その次は?」

「おおっと、ちょっと待って、今調べるから。」

 

と、いう流れで、困った時のGoogle先生……とiPhoneの画面を開きました。

検索ワードを入れてポチっと押すと、いつもの一覧の代わりに、別の画面が開きました。

 

「おめでとう!あなたはSafariで10億回目に検索した人となりました。

前回、5億回目は誰々で、サムソンの〇〇HDが送られました云々。

……

と、ゆーわけで景品を選んでください。(以上、英語)」

 

なんだこれ?

新手の詐欺かな?

でも、こんな感じの詐欺、知らないな。

 

「なんか、10億回目に検索した人になったんだって。」

と家族に話すと、長男(9歳)が、

「えー!すごい、すごい!僕が景品選んでいい?」

と、3つのプレゼントの絵の中から真ん中の箱を選びました。

 

すると、「$1000分のAmazon」が当たりました。

 

長男「やった、やった!」

 

承認するために、サーベイランスのアンケートに答えるよう指示がでて、週に何回オンラインショッピングをしているか、などの質問に5択ぐらいで答える画面になりました。

「アンケートくらいだったらいいかな。」

ということで、複数のアンケートに答えると、

次はe-mailアドレス、住所、電話番号……

「えっと、どんどん個人情報聞いてくるんだけど……」

 

このあたりで夫が「検索、詐欺」等で検索していた結果がヒット。

 

夫は、

「検索数10億回って、世界での検索数にしては少ないって思ったんだ。」

と一言。

 

おおお、やっぱり詐欺だったのか……

アンケートに答えちゃったよ orz…

 

サイトの情報によると、このまま進むとクレジットカードの情報を入れるようになっていて、その情報を元にお金が引き出されてしまうとの事。

 

いやー、やばかった。

 

 

そういう目で内容を思い返すと、

「〇〇の都合上、15分以内に次に進んでください。」

とか、考える余裕を奪うような文章もあったりして、かなり怪しいものだったのですが、その時はちょっと気になったくらいでスルーしてしまいました。

 

あと、日本語の詐欺サイトだと、ところどころ日本語がおかしかったりして「?」となるそう……うーん、英語はおかしくなかった……。

 

景品押した時点でウイルスに感染した可能性もあるかも、とぞっとしましたが、今のところは大丈夫みたい。(ほんとかな?)

でも、実際にお金を引き出された人もいるようです。

 

夫が、

「こんな画面作って皆が検索かけたら飛べるように細工できたら、あとは待つだけでたくさんお金が入ってくるんだもんな。

長男君は将来お金持ちになりたいっていってたけど、この方法だとすぐお金持ちになれそうだな。

挑戦してみる?」

と長男に尋ねると、

「僕はずるい手でお金を稼ぎたくないから、やめとく。」

との事。

 

今のところは、悪事に手を染める気はなさそうで……よかった。

 

 

兎にも角にも、爽やかな朝が、一瞬で背筋の凍る朝となりました。

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