個性を伸ばす

先日の朝、Before schoolに子供達を送り届けている時、偶然、長男(8歳)の音楽の先生が出勤してきて、私達両親に話しかけてきました。

 

「彼、この間、皆の前ですごく上手にピアノを弾いたのよ。とても素敵だったわ。クラスの友達も、みんな ”凄い” って関心していたわ。」

 

「え?Paavoが上手に弾いていたってゆー話はこの間聞いたけど、その時息子も弾いたのかな?そんな事、話してなかったような……」

と思って、長男に尋ねると、

「うん、僕も弾いたよ。先生が弾ける人は前に出てきて弾くように言ったんだ。」

との事。

 

私が子供の頃、ピアノを習っている子供達は休み時間によくオルガンを取り合って腕前を披露していました。けれども、先生が音楽の授業時間に特定の子供達に好きな曲を弾かせる、という事はありませんでした。

先日、学校から帰ってくるなりずっとピアノの練習をしていたのは、Paavoの影響を受けただけじゃなく、皆の前で先生から褒められたことも影響したんじゃないかな、と思いました。(ちなみに、その日以降、長男は毎日学校から帰るとすぐピアノを弾くようになり、暇を見つけては弾いています。)

 

アメリカに来てから、このように子供達それぞれが得意とする事柄を見つけ、それを披露させて褒め称える、という事例は、デイケアや小学校で何回か遭遇しました。

その影響からか、ここでは子供達同士でも、お互いの長所を認め合い、尊重し合う、という雰囲気があるように思います。

 

例えば、以前、長男が日本の学童保育で折り紙を折っていた時、それまで折り紙名人と言われていた上級生から、

「なんや、こんなの。下手や。気持ち悪い。」

と言われて、折りかけの折り紙をゴミ箱に捨てられたと泣きながら訴えてきた事がありました。

 

けれども、この間、

「友達に折り紙を折ってあげたら、それを見ていた上級生の子から、” 凄い!5ドル払うから僕にも折って” って言われたんだ。」

と話してくれました。

 

また、先日クラスの発表会(こちら)に参加した時、同級生がルービックキューブを長男の元に持ってきて彼にそれを解かせながら、

「先生みて!長男君はこの学校で一番のルービックキューブソルバー(Rubik's Cube solver)だよ!」

と先生に紹介していました。

 

 

和を重んじる日本の分化も大切だとは思いますが、私が学生時代には「出る杭は打たれる」という事を常に意識して過ごしていた記憶があります。

仕事を始めてからは、逆に人と同じことをしていてはダメで、個性と創造性が求められる機会が多くなると思います。

私は、そのギャップに最初戸惑い、”自分の強みを作らねば” という考えに移行するまで、数年出遅れたような気がします。

子供時代には、このように1人1人の個性を大切にし、臆することなく自分を表現できるような教育環境も、ある程度必要なのではないかと思いました。

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