sewing-machine

「お母さん、買ってほしいものがあるんだけど……。」

ある日、長女が相談にきました。

彼女の買ってほしいものとは……ミシンでした。

ミシンをアメリカに置いてきた

アメリカから日本に引っ越すとき、ミシンは輸送費カットのために知り合いに寄贈していました。

帰国後、バタバタしていて、まだ新しいミシンを購入していません。

 

彼女は、学校でミシンの使い方を習ってきたようで、家でもミシンを使って色々作ってみたいんだとか。

―― まあ、いつかは買わないとと思っていたし。

私は彼女の希望するミシンを購入しました。

ミシンでひたすらモノづくり

長女は、ミシンが届くと、家庭科の教科書を見ながら、雑巾やら巾着袋やらを作り始めました。

そんな長女の姿をみて、次男が言いました。

「僕もミシンで何か作ってみたい!」

 

とゆーことで、Club House KYK の授業は、「ミシンで雑巾づくり」になりました。

長女の指導を受け、彼もカタコトとミシンを動かしていきます。

できた!

私は、全てを長女に任せ、書斎で仕事をしていました。

すると、

「できたよー!」

「僕もできたよー!」

そう言って、長女と次男が部屋に入ってきました。

長女の手には巾着袋、次男の手にはタオルで作った雑巾が握られています。

 

「おー上手にできたね!」

 

縫い目はガタガタでしたが、初めてにしては中々のモノ。

記念すべき第一号の作品達は、私に使わせてもらえることになりました。

 

「楽しかった!もっと作りたい!」

二人はそう言って、部屋を出ていきました。

そして数日後……

時は移り、数日後。

私はハンドタオルを取り替えようと戸棚を明けました。

 

「あれ?」

取り出したハンドタオルは、両端が縫い付けられて雑巾になっていました。

「子供たちだなー。まあ、これは雑巾に使うとして、別のタオルを……あれ?」

これも雑巾。

「あれ?」

これも雑巾。

 

なんと、棚の中のハンドタオルは全て雑巾に変身していました。

「………。」

 

……新しいタオルを買わねば。。。

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