5K-IOA-2021

うちのラボでは、毎年秋頃になると、IOA (Institute of Aging) の fund raging event の一つとして、"5K(5kmマラソン)" があります。

参加登録すると、ゼッケンとユニフォームの他、スナック、ハンドサニタイザー、商品券 etc. 色々なグッズがもらえて、

当日は各年齢層毎に表彰があり、メダルと商品が手渡されます。

みんな上位入賞を目指して、数ヶ月前からトレーニングしています。

 

5km走るのはちょっと……とゆー人達のためには、"mile walk" という企画も用意されていて、

こちらはみんなで 1マイル(約1.6km)を歩こう、というもの。

ベビーカーや犬を連れて歩いてもOKです。

うちは下の子達が小さいので、いつも "mile walk" の方に参加していました。

 

 

このイベントは、ラボのメンバーだけでなく、大学関係者や一般の人達も大勢参加する一大イベントで、毎年この時期になると大学のメールアドレスにたくさん案内が送られてきます。

ラボメンバーの参加費は全額PIとCo-PIが払ってくれるので、私達は人数合わせも兼ねて無料で参加します。

グッズは指定された時間に指定された場所にとりにいくのですが、いつも誰かがひとまとめに持ってきてくれるので、私達にはいつの間にかグッズが配られ、当日会場に行くだけ、という感じです。

 



 

で、ここからが今年の話。

夏頃、ラボマネージャーがラボメールに以下の様なメールを送ってきました。

今年の5K当日、私は用事で参加できないから、当日ラボメンバーにグッズを渡す役を誰か引き受けてくれないかしら?

最初は

「うちは子ども達がいるから、当日朝は厳しいかな。まあ、独身組の誰かがやってくれるでしょう。」

くらいの気持ちでスルーしていたのですが、

それから何日かおきに、

Anybody?

とゆーメールが送られてきました。

みんな私と同じようにスルーしているようです。

 

私はラボマネージャーが可愛そうになり、

「まあ、当日ちょっと早く行けばなんとかなるかな。」

と思って、「I will.」と返信しました。

 

ラボマネージャーからは

「引き受けてくれてありがとう!」

と言われたので、人の役に立てたようで良い気分になりました。

 

 

ところが……それからしばらくしてCo-PIから全館放送で呼ばれました。

彼の部屋に行くと、

Co-PI「5K のチアリーディングをやってくれるんだね!どうもありがとう!君はなんて素晴らしいんだ!」

と、興奮気味に話しかけられました。

 

私は当惑して、

「えっと……私は当日グッズを配るだけだと思うんだけど……」

と答えると、

Co-PI「No no no! 僕は君にチアリーディングをやってほしいんだ。
君はとてもチャーミングだし、みんなをその気にさせる力がある。
でも君はシャイだから、僕は君にもっと前に出てみんなを盛り上げてもらいたいと日頃から思っていたんだよ。
僕からラボマネや秘書さん達にお願いして、君を全面的にサポートするように言うよ!」

と言われました。

隣で聞いていた秘書さんは苦笑いして、

秘書さん「彼女は既に色々とよくやってくれているわ。私達もサポートしているから大丈夫。」

とフォローし、Co-PI に見えないように thumbs up してくれました。

 

私は、

「思っていたよりも仕事が多くなりそうだな。」

と思いながら、Co-PI の部屋を後にしました。

多分 Co-PI はこんな感じで周りの人達を鼓舞しまり、人をどんどん巻き込んで大きな組織を作りあげていったのでしょう。

 

まあでも、任されたらやるしかありません。

私はその後、定期的にメールを送ったり、カンファの後でみんなにアナウンスしたり、担当者と連絡をとってディスカウントの手続きをとったり、みんなのグッズをラボまで持ってきて配ったり、トラブルシューティングしたり……しました。

特に5K前日はやることがたくさんあり、1日潰れて実験ができませんでした(泣)。

 

 

そして迎えた 5K 当日。レース開始は午前8時。

私は前日までにグッズを受け取れなかったラボメンバーのために、30分前から会場で待機し、最後の一仕事をしました。

 

レースが始まると一安心。

私達家族は mile walk のグループに入り、みんなで大学周辺を "お散歩" しました。

大学周辺-1

この日はよく晴れていて、朝早いので車通りも少なく、みんな気持ちよく歩く事ができました。

大学周辺-2
大学周辺-3
大学周辺-4

PI も Co-PI も mile walk の方に参加しており、PI が私のところにやってきて上機嫌で話しかけてきました。

「あなたは凄すぎる!仕事も丁寧だし、子どもが3人いて朝は大変なのに5Kのボランティアまで引き受けてくれて。いつもはどうやってラボにきてるの?云々かんぬん……」

ほぼほぼ PI と散歩した感じになりましたが、子ども達は夫が一緒に歩いてくれていたので助かりました。

 

 

mile walk メンバーと元の場所に戻ってくると、しばらくしてレース組も次々とゴールし、みんな息を弾ませながら楽しそうに会話していました。

全員がゴールした後に表彰式などがあるのですが、子ども達が「寒くなってきた」と言ったので、私達は表彰式には参加せず会場を後にしました。

 

みんなで駐車場に向かいながら、私は

「色々大変だったけど、仕事を引き受けてよかったな。」

と思いました。

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