長女は、数年前から時々3Dパズルに取り組んでいます ― どちらかというと、 「木製のプラモデル」というイメージに近いかもしれません。
ピアノ、バイオリン、観覧車、メリーゴーランド、五重塔 などなど……
彼女は、完成すると、作品を友達にプレゼントしたり、家に飾ったりしていますが、どちらかというと作っている途中の工程が一番おもしろいようです。
そんな彼女が今回おねだりしたパズルは、「印刷機」。
この印刷機は、出来上がると、実際に印刷が可能なのだとか。
印刷機作製開始
アマゾンからキットが届くと、彼女は早速パネルから部品を取り外し、印刷機づくりを始めました。
隣では次男が「いいなー。僕も手伝いたい!」と、うろちょろしています。
いつもは「じゃあ、ちょっとだけね。」と一緒に遊んであげることも多い彼女ですが、3Dパズルの時は、一切触らせません。
「だめ!これは一人で完成させたいの!」
難しいことに挑戦するときは、やっぱり一人が良いようです。
むくれる次男には、別の簡単な3Dパズルで我慢してもらいます。
できた!
数日後……
「できたー!できたよ!」
次女が書斎に飛び込んで来ました。
隣には次男。
結局彼は、彼女が印刷機を作り終えるまで、傍らでずっと見ていたようです。
長女「最初のプリント、お母さんにあげる!でも、ミスしたの。」
私「えーっと……SAH SSE…P?」
長女「反対にプリントしちゃったの。」
確かに右から読むと、「MY PRINTING PRESS HAS FINALLY BEEN COMPLEATED WE ARE VERY HAPPY ! ...」と読めます。
私「本当にプリントできるんだね。」
長女「うん。これが記念の1st printなの。でもミスしたから、もう一回やり直したやつの方がいい?」
……せっかくなので、私は、第一号のミスプリントを頂きました。
次の獲物は……
第一号を印刷したあとは、姉弟で色々な文章を印刷し、家族に配っていました。
「はい、どうぞ!」
けれども彼女は、既に次の作品の候補を考えているよう。
「もう一つ作りたいんだけど……でも、これを買ってもらったばかりだから……もう少ししたら、相談させてね。」
……もう少ししたら、ね。