restaurant

Thanksgiving Day 当日。私がターキーを買いに行っている間、長女(8歳)は台所で何やら作っていたようです。

買い物から帰り、台所でターキーの丸焼きを作り始めると、

長女「お母さん、お料理で忙しいのはわかってるんだけど、ちょっと休憩できそうになったら教えてね。」

と話しかけてきました。

 

私は、

―― また何やら、彼女の "ごっこ遊び" が企画されているんだろうな。

と思いながら、

「OK。ターキーをオーブンに入れたら時間がとれるから、その時教えるね。」

と返事しました。

 

そして約束通り、ターキーを焼き始めて娘に知らせると、

長女「じゃあ、お父さんも呼んできて。今からレストランがあるの。」

 

 

長女と次男(6歳)は、去年のクリスマスにレストランを開いてくれたのですが、

その時と同じように、ピアノの椅子の上にスカーフのテーブルクロスが掛かっており、その上にはダンボールで作ったお花と、付け出しのりんご、手作りのメニューが置かれていました。

restaurant

メニュー表の中身は、前回よりも種類が増えていて、彼らが新しく覚えた料理が追加されていました。

 

私は、冷蔵庫にフルーツサラダが入っていたのを見つけていたので、私も夫もフルーツサラダを注文しました。

すると、小さく刻まれ、かわいいお皿に盛り付けられたフルーツサラダが2皿出てきました。

 

フルーツサラダを二人で美味しくいただいていると、長女が言いました。

長女 昨日、お母さんが『レストランに行きたい』って言ってたでしょ。だからレストランを作ったの。お母さん、嬉しい?

 

私はハッとしました。

昨日、何も準備していない状態で「明日はターキーだね!」と言われ、私はかなり焦っていました。

その時、

「お母さんだってお料理せずにごちそう食べたい。たまにはレストランに食べに行きたい。」

と口走ったのを、娘は聞き逃さなかったようです。

 

その時から、彼女はレストランを開くことを計画していたようでした。

 

 

長女の作ったフルーツサラダを食べ終わると、次男が

「僕の作ったフルーツサラダもあるんだよ!食べたい?」

と言って、冷蔵庫から大きなボールに入ったフルーツを取り出してきました。

私達はフルーツサラダ第2弾を食べ始めましたが、その時二人がこちらをじーっとみている事に気づきました。

「一緒に食べる?」

子ども達「え、いいの!?やったー!」

そう言って、二人は自分たちのフォークを持ってきて、ペロリと平らげてしまいました。

長女「あ、私達で全部食べちゃった。ごめんね。」

二人とも、よっぽど食べたかったのでしょう。

 

長女「今日は Thanksgiving Day だから、フリーです。また来てね。」

そう言って、小さなレストランは閉店しました。

 

感謝の気持ちで心が満たされた私は、キッチンに戻り、ターキーの焼き加減をみるためオーブンの扉を開けました。

にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ