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去年に引き続き、夏休み中、3人とも職場近くのテニスクラブに通っています。

 

キャンプにはいつも車で向かうのですが、今回はその道中での一コマ。

高速道路を走行中、テニス場が近づいてくると、「FMC」の赤い文字がひときわ目立つ、大きなビルが見えてきます。

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子供達「あ、Funny Money Company だ!!」

 

―― はて、このビルってそんな名前だったかしら?

私が不思議に思っていると、子供達は口々に説明しだしました。

「あのビルは、Funny Money を作っている会社なんだよ。テニスキャンプの先生達が教えてくれたんだ。」

 

聞くところによると、テニスキャンプでは「Funny Money」と呼ばれる、手作りの紙幣が毎回書い配られ、それがある程度貯まると、週の終わりにちょっとしたプレゼント(テニスボールのキーホルダーや、グリップテープなど)がもらえる仕組みになっているそう。

そしてその「Funny Money」は、テニスキャンプの隣にある、このでかいビル「Funny Money Company」で作っている……らしいのです。

Funny Money Company」の頭文字をとって、「FMC」との事。

 

―― 綺麗に韻を踏んでて素敵な名前♪ ……て、いやいや、あんなでかいビル全体で、子供用の偽札だけを作ってるって絶対おかしいでしょう。

 

と、普通なら違和感ありありの会社名ですが……なんとゆーか……子供達は大真面目。

「だって、テニスキャンプの先生達も友達も、みんなそう言ってるんだよ!!」

 

―― これが俗にいう「みんな言ってる」効果か。

 

私は、少し前に読んだ、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の「サピエンス全史」の内容を思い出しました。

そこには、ホモ・サピエンスが他の人類を制圧し、地球上で繁栄することできた理由の一つに

「『虚構を信じる能力』を獲得したこと」

と書かれていました。

この能力のお陰で、人々は噂話を信じ、集団の中で協力して行動できるようになったとのこと。

バックグラウンドの違う人達が宗教で繋がったり、噂話が広まって特定の人がグループから締め出されたり、トランプ氏の一声で大の大人達が集団で押し寄せて国会議事堂を襲撃したり……というのも、この「虚構を信じる能力」のお陰……のようです。

ビル・ゲイツ、ザッカーバーグ、サンデル教授も絶賛!ホモ・サピエンスの歴史を俯瞰することで現代世界を鋭く抉る世界的ベストセラー!世界48カ国で翻訳。

 

 

―― 人から言われた話をすんなり信じてしまうのは、私達ホモ・サピエンスの性ってやつなのかもなー。

と、変な方向に考えを巡らせながら、私は車を走らせていました。

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