ゲーム中毒

長男(10歳)は、最近インターネットゲームに夢中です。

ゲームの時間を設定しても、親に内緒でこっそりゲームをしている事が多くなりました。

 

特に

  • COVID19で学校の授業がオンラインに変わった
  • 日本の塾の授業をオンラインで受講するようになった

という2大要素が重なり、勉強にPCが必要となりました。

こうなると、息子が勉強しているのかインターネットゲームをしているのか、

はたから見ると区別がつかなくなります。

 

Windows10のファミリー機能を使って、

使用時間や使用アプリを制限してみても、

あの手この手でゲームをする方法を考えつき、

イタチごっこのように感じます。

 

以前、「幸せになる勇気」(こちら)を読んで、

「基本的知識はしっかりと共有した上で、

ゲームをどれだけするかは息子の自主性に任せよう。」

と決めた私でしたが……

先日、夫から「ゲーム中毒」についての講義が収録されたYouTubeを見るよう、勧められました。

この動画では、

ゲーム中毒の定義や、その脳内メカニズム、対処法等について、

15回ほどに渡って詳しく説明されています。

 

それによると、

ゲーム中毒とは、

アルコールや薬物中毒と違って、

化学物質による直接的な脳内ホルモンへの作用がないのが特徴。

 

けれども、

ゲーム内で敵を倒したり、

ステージをクリアしたりすることで、

スポーツや試験勉強など、

現実世界での苦しみを乗り越えて得られる快感と同じ快感が得られるとの事。

 

この、苦労の末に得られる快感のサーキットを

 

"triumph circuit"

 

と呼ぶそうですが、

ゲーム中毒の人達は、

ゲームの世界でこのサーキットを刺激できるので、

わざわざ現実社会で苦労しようと思わなくなるそうです。

 

また、

快感が得られる時には脳内でドパミンが放出されているわけですが、

ゲームの繰り返しでひたすらドパミンが放出されることで、

ドパミンの受容体の方の反応が悪くなります(ネガティブ・フィードバック)。

 

これにより、

スポーツの試合で勝ったり、学校の試験で好成績を修めたり

といった快感を感じにくくなり、

現実世界での達成感が得られにくくなります。

 

さらに、

扁桃体→海馬の記憶回路にも影響して、

ゲームによって扁桃体が刺激されている間、

海馬への記憶形成回路が遮断され、

嫌な体験が長期記憶化されにくくなるそうです。

 

これにより、

例えばゲームのしすぎで試験勉強ができず

成績が悪くなったりしても、

「嫌だな。成績が落ちないようにちゃんと勉強しよう。」

という気持ちにならず、

「嫌だけど、まあいっか。ゲームして忘れよう。」

という思考回路になってしまうとのことでした。

 

 

このように、ゲーム中毒というのは、

アルコールや薬物のような明らかな変化ではないですが、

ゲーム内での成功体験を積み重ねる事で、

徐々に脳内のホルモンバランスや機能が変化していき、

本人の意思だけでは元に戻れなくなるようです。

 

 

私の中で意外だったのは、

ゲームのしすぎで日常生活や人間関係に支障をきたすだけがゲーム中毒ではなく、

例えば、

「毎日、嫌な上司に正当な理由なくいびられ続けても、

家に帰ってゲームをして忘れる」

という事を繰り返すような行動も、ゲーム中毒の範疇に入る、ということでした。

 

なぜかというと、

健全な考え方の人達は、

その上司(嫌なこと)から逃れようと

転職を考えたり、さらに上の人に相談したりと、

事態打開の為の行動を考えますが、

ゲーム中毒の人にはその発想がなく、

「ゲームで忘れる」

という考えで終わってしまうからだそうです。

 

 

 

 

うーん……

息子が今ゲーム中毒に陥っているとまでは思いませんが、

「ゲームをしたい」

という気持ちを自分でコントロールできず、

多少卑怯な方法で、こっそりとゲームをしてしまうのは事実。

 

もし中毒になってしまえば、

本人の力だけで抜け出すのは困難で、

家族の支えが必要となります。

 

 

中毒の兆候はどのように見極めるのか、

その時に家族としてどう行動したほうが良いのか、

「ゲーム中毒」について、

もう少し知識をつけておこうと思いました。

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