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先日、ラボの一人が製薬会社にポストを得て異動する事が決まりました。

彼はアメリカ人なのですが、なんというか、典型的な "デキる" タイプの方のアメリカ人だったので、

建設的な話し方や人々への配慮の仕方など、私はこっそり参考にしていました。

 

そんな彼が出ていくと聞き、私はずっと彼に聞いてみたかった事を、聞くべきかどうか迷っていました。

それは、

彼から見た私の伸ばすべき長所と、改善すべき短所

です。

 

これは、以前読んだ「夢をかなえるゾウ」の中に書かれていた内容で、

身近な人々に、自分についてどう思っているのか尋ねてみる、というものです。

 

私のみる限り、彼は人々の特徴をよく観察していて、それぞれの性格や能力に合わせて話し方を変えているように感じていたので、

彼なら私の長所や短所も鋭くみているのではないかと思っていました。

 

人に自分の事を聞くのはかなり気の引ける行為ですが、彼と偶然ラボで会った時に、思い切って尋ねてみました。

 

彼は私の目をじっと見つめた後、

「わかった。ちょっと考えてみるよ。来週ラボを離れるけど、その前にどこかに座って落ち着いて話そう。」

と答えました。

 

私は彼にお礼を言ってその場を離れました。

 



 

翌週、彼がラボを出る前の日にもう一度彼の元を訪れました。

 

彼は空いていた椅子に座るように促し、静かに話始めました。

正直に言うと、僕は君の研究の事はよく知らない。グループが違うからミーティングもほとんど一緒じゃなかったしね。

ただ覚えているのは、君がこの前セミナーで発表した時に、君の研究は素晴らしいと感じた、という事。

もう詳細は覚えていないんだけど、君の発表はとても論理的に感じたし、押さえるべきポイントをしっかり押さえている印象があった。

 

で、欠点も考えてみたんだけど、ほんと申し訳ないんだけど、あんまり接点がなかったから、細かなアドバイスはできないと思う。

でも覚えているのは、ラボで会った時、特に最初の頃、君って僕が近づくと凄く驚いて、ピューっと逃げてしまっていたよね。

僕は何も悪いことはしていなくても、なんか悪いことをしたような気持ちになっていたよ。

ここで私が「ごめんなさい」というと、すぐに彼は言いました。

そう、それ!

君たちって、これは文化の違いもあるんだろうけど、すぐに「ごめんなさい」って言うよね。

全然悪いことしてなくても。

それって、こっちにとっては逆に感じ悪く思えるよ。

 

例えば僕のパートナーは、凄くハキハキしていて、自分の意見をしっかり伝える事ができるんだ。

僕は彼女のそんなところを尊敬している。

 

一方でなんというか、君はいつもビクビクしていて、あまり自分の意見を主張しない感じだよね。

これは文化の違いの他、言語のバリアもあると思うけど……・

逆に言うと、普段そういう印象があったから、セミナーの発表の時に堂々と発言していてかなり驚いたんだけどね。

あの感じを普段から出せれば、もっと色んな人達と建設的なディスカッションを展開できると思うよ。

 

彼はおそらく私の事はあまり印象に残っておらず、いきなり長所と短所を聞かれてだいぶ困ったんじゃないかと思いますが、

その限られた記憶の中でよく考えて、できる限りの情報を私に伝えてくれました。

 

私自身も、彼の話の内容で思い当たる節がたくさんあったので、非常に参考になりました。

すぐに改善は難しいかもしれませんが、心に留めておくだけでもだいぶ違うと思いますし、短期目標を作って徐々に変わっていけるよう、意識しながら過ごしていきたいです。

 

 

できれば帰国までの間に、他の人達にも少しずつ聞いていこうかな……と思いました。

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