タスクフォーカスのトレーニングをしたら頭がキレッキレになる……ということをマウスで実証 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年11月13日 Original Article 「余計な事に気をとられず、タスクフォーカスしたい!」と思っているのは、私だけじゃないはず… 世の中にはタスクフォーカスのトレーニング法の本なども多数出版されており、需要は多いんじゃないかと思います。 時々「今日は集中でき […] 続きを読む
保護中: TRIP12によるGcaseのユビキチン化がPD病理を促進する 更新日:2024年6月24日 公開日:2021年11月9日 Original Article この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。 続きを読む
ウイルス蛋白が凝集体伝播を促す? 更新日:2024年2月3日 公開日:2021年11月5日 Original Article 1997年、「狂牛病やクロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzheldt-Jakob disease, CJD)ではプリオン蛋白が細胞間を伝播して病態を広げていく」という事を見出した Dr. Prusiner がノーベル […] 続きを読む
アデュカヌマブを投与してもよい人は驚くほど少ない 更新日:2024年2月7日 公開日:2021年11月1日 Original Article Accelerated Approval Pathway で FDA の承認を受けたアデュカヌマブ。 この動きに乗って、その他のAβ抗体(レカネマブ(エーザイ/バイオジェン)、ドナネマブ(イーライリリー)、ガンテネルマブ […] 続きを読む
FDG-PETは、神経変性だけじゃなくミクログリアの糖代謝も反映していた 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年10月28日 Original Article 先日に引き続き、ミクログリアのイメージングのお話。 アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)の診断をつける上で、画像データは欠かせませんが、だいたい single-photon emission […] 続きを読む
活性化ミクログリアがタウ病理の広がりを介在する……かも 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年10月24日 Original Article アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)の代表的な病理といえば、 アミロイドβ(Amyloid beta, Aβ) タウ 神経炎症 血管病変 神経障害 などが挙げられるかと思います。 これらの変 […] 続きを読む
グリアを神経に変えて病気を治す……という論文には間違いがあったらしい 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年10月20日 Original Article 以前このブログで、「グリアに遺伝子改変操作を加えて機能性ニューロンに変化させる」という内容の論文を紹介しました。 上記2つはマウスのPtbp1をノックダウンしてアストロサイトをニューロンに変える [1, 2] という方法 […] 続きを読む
タウフィラメントの構造でタウオパチーを分類する 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年10月16日 Original Article クライオ電子顕微鏡法(cryo-electron microscopy, cryo-EM)でのフィラメント構造解析については、このブログでも何回かとりあげました。 主に、イギリス・MRC分子生物学研究所の […] 続きを読む
ミクログリアはナノチューブを介して、お隣さんにα-synをおすそ分けする 更新日:2024年2月3日 公開日:2021年10月8日 Original Article ミクログリアは脳内のお掃除屋さんで、アミロイドβ(Amyloid beta, Aβ)、タウ、αシヌクレイン(α-synuclein, α-syn)など、神経変性疾患に関わる様々な病的蛋白を貪食・分解・除去してくれています […] 続きを読む
もっと大規模な、ADのGWAS解析 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年10月4日 Original Article アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) の90%は孤発性で、リスク遺伝子多型に関しては今までにも何度かゲノムワイド関連解析 (genome-wide association study, G […] 続きを読む
早発性家族性アルツハイマー病の原因遺伝子:Upsala APP deletion 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年9月30日 Original Article 家族性アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) の殆どはAβ産生系の遺伝子に変異があり、10%はアミロイド前駆蛋白 (Amyloid precursor protein, APP) の遺伝子に […] 続きを読む
CHAMP7の核内集積がNPC異常のきっかけになり、ALS特有のTDP-43異所性凝集を誘導する 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年9月26日 Original Article 筋萎縮性側索硬化症 (Amyotrophic Lateral Sclerosis, ALS) は、主に上位下位の運動神経が障害されていく疾患で、約10%が家族性、90%が孤発性に発症します。 ALSで同定されているものの […] 続きを読む
運動は認知機能低下を抑制できるー特に血漿中タウが高い人に効果的 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年9月10日 Original Article 運動がアルツハイマー病などの認知症予防に効果的であることは、このブログでも何度かとりあげました。 機序的にも疫学的にも、運動の認知機能に対するポジティブな効果は疑いようがないんじゃないかと思います。 でも運動の効果って、 […] 続きを読む
社会から隔離されると睡眠不足になり過食にはしる……という事をハエで検証 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年8月25日 Original Article COVID-19 で自宅待機が長らく続き、精神的に辛い日々を過ごされた方は多いんじゃないかと思います。 外を出歩けず、対面で人と話せず……社会的に隔離されたように感じていたかもしれません。 アメリカでは、COVID-19 […] 続きを読む
海馬のリップル波は血糖値を調節する? 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年8月21日 Original Article 睡眠時、海馬で観察される脳波の一つにリップル波(sharp wave ripple)があり、学習直後の睡眠時に一過性に上昇して記憶の定着に関与することが知られています [1]。 また一方で、海馬は視床下部とのコネクション […] 続きを読む
タウのオリゴマーはアストロサイトの老化および HMGB1 分泌を促し、神経障害や認知機能障害を悪化させる 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年8月17日 Original Article 神経変性疾患分野では、老化細胞 (senescent cells) への注目が集まっていると思います。 以前、老化したグリアを除去するとモデルマウスのタウ病理と認知機能が改善したという論文を紹介しましたが、 今回は、その […] 続きを読む
GABA受容体を持つミクログリアは抑制性シナプスを剪定する 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年8月14日 Original Article ミクログリアが神経シナプスの剪定を行い、シナプスの再編や可塑性に重要な役割を果たしている事は周知の事実ですが、 その働きについては主に興奮性シナプスについて研究されてきました [1, 2]。 ただ、最近明らかになってきた […] 続きを読む
言語障害の患者さんが話そうとしている内容を読み取るデバイス 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年8月10日 Original Article 脳卒中や筋萎縮性側索硬化症 (Amyotrophic Lateral Sclerosis, ALS) などの疾患で、手足も動かせず、言葉も発せられない患者さん達は、自分の考えていることを周りに伝えることができません。 私 […] 続きを読む
TREM2 を急に減らすとミクログリアの貪食機能が上がり、Aβ プラークが減る 更新日:2022年3月23日 公開日:2021年8月6日 Original Article TREM2 (triggering receptor expressed on myeloid cell 2) は、アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) のリスク遺伝子の一つで、 TREM […] 続きを読む
ドナネマブの第3相臨床試験決定:TRAILBLAZER-ALZ3 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年8月2日 Original Article 抗 アミロイドβ 抗体ドナネマブ (Donanemab, LY3002813) の第2相臨床試験の結果を受けて、 イーライリリー (Eli Lilly) とバナー・アルツハイマー病研究所(Banner Alzheimer […] 続きを読む
PD/MSA由来増幅 α-Syn の ドパミン神経細胞毒性についてと、DJ-1 欠失の影響について検証 更新日:2024年2月3日 公開日:2021年7月29日 Original Article パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) と多系統萎縮症 (Multiple system atrophy, MSA) の主体病理は α-シヌクレイン (α-synuclein, α-syn) […] 続きを読む
将来アルツハイマー病になるかもしれない人たちの脳の特徴……? 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年7月25日 Original Article 高齢になればなるほどアルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) に罹患する人たちの数は増えていきますが、 同じ年齢でも AD になる人とならない人がいます(どんな病気でもそうですが。) その原因 […] 続きを読む
アストロサイト-IL-3/ミクログリア-IL-3Rαのクロストークは、アルツハイマー病に保護的に働く 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年7月17日 Original Article アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) などの神経変性疾患において、ニューロンだけでなくグリアやサイトカインの役割も次々と明らかになってきています [1]。 インターロイキン3 (Inter […] 続きを読む
LDL受容体を過剰発現すると、APOE の発現を抑えてタウ介在性神経変性が改善する 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年7月13日 Original Article アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) と脂質異常症の関係は以前から報告されており、Low-density lipoproteins (LDL) とアミロイドβ (Amyloid beta, […] 続きを読む
タウのアセチル化を抑制すると、外傷性神経変性を抑制できる 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年7月9日 Original Article 外傷性脳損傷 (traumatic brain injury, TBI) は、外傷による神経障害を指し、特に後にタウやTDP-43が異常凝集し、神経変性が起こる慢性外傷性脳症候群 (chronic traumatic e […] 続きを読む
APOE4は進行期ADでCypAを介して血管障害を起こすが、そのメカニズムはAβ非依存的 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年7月5日 Original Article APOE4は、孤発性アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) の最大のリスク多型ですが、 動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞を起こすリスクも高く、血液脳関門(blood-brain barrier […] 続きを読む
GLT1を強制発現した骨髄細胞を移植すると、SOD1変異マウスの病態進行を抑制できる 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年7月1日 Original Article 筋萎縮性側索硬化症 (Amyotrophic Lateral Sclerosis, ALS) は、運動神経変性を主とする神経変性疾患ですが、 90%が孤発性で、家族性ALSは10%くらいと言われています。 その家族性AL […] 続きを読む
DIAN-TU: ガンテネルマブとソラネズマブの臨床試験の結果 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年6月27日 Original Article 家族性アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) の患者さんを対象に、薬剤の治療効果を観察する DIAN-TU 研究で、 ガンテネルマブ (Gantenerumab) ソラネズマブ (Solan […] 続きを読む
Klotho-VSヘテロを持つ人達は、Aβ依存的タウの沈着および認知機能低下が少ない。 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年6月23日 Original Article 昨年、寿命に関わる膜タンパク Klotho遺伝子 の、F352V (rs9536314) とC370S (rs9527025) の二つのミスセンス変異をヘテロで持つ人達(Klotho-VShet)はアルツハイマー病 (A […] 続きを読む
Biogen のタウ抗体(Gosuranemab)の治験結果は「効果なし」 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年6月19日 Original Article 「アデュカヌマブ」が初めてのアミロイドβ (Amyloid beta, Aβ) 抗体としてFDAの限定承認を受け、良くも悪くも注目されている Biogen ですが、 もちろん、他のアプローチによるアルツハイマー病 (Al […] 続きを読む
タウワクチン「AADvac1」の第二相試験の結果 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年6月15日 Original Article アデュカヌマブのFDA限定承認で注目を集める、アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) の免疫療法ですが、 もちろん、アミロイドβ (Amyloid beta, Aβ) だけでなく、もう一つの […] 続きを読む
外傷による核細胞質間輸送の障害がTDP-43病理を引き起こす 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年6月11日 Original Article 「頭部外傷 (traumatic brain injury, TBI) 」には、 一回の強い外傷によって生じる頭部外傷 複数回の慢性的な外傷によって生じる脳障害 に分けられます。 後者の中に、「慢性外傷性脳症 (chro […] 続きを読む
ニューロンのAPOEは免疫系を介してアルツハイマー病の神経障害に寄与する 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年6月7日 Original Article アポリポタンパクE (Apolipoprotein E, APOE) は、孤発性アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) の最大のリスク多型ですが、その多くはアストロサイトから分泌されます [ […] 続きを読む
将来アルツハイマー病になるかどうか、凄い精度で診断するツール 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年6月3日 Original Article アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) のバイオマーカーは年々進化していっているように感じています。 私が修練医だった頃は、髄液中Aβ42/40比の有用性は報告されていたものの、たいていは神 […] 続きを読む
加齢により髄膜のCCR7+リンパ球が減り、認知機能が悪くなる 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年5月30日 Original Article 脳の髄膜リンパ管が "再発見" されてから [1, 2]、神経変性疾患と髄膜リンパ管との関連についての研究が立て続けに報告されています [3, 4, 5]。 それと並行して、髄膜内の免疫系についても注目が集まっているよう […] 続きを読む
レヴィ病理の構成成分は、α-シヌクレインと細胞小器官 更新日:2024年2月3日 公開日:2021年5月22日 Original Article パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) や多系統萎縮症 (Multiple system atrophy, MSA) の主要病理、レヴィ小体やオリゴデンドログリア細胞内嗜銀性封入体 (glia […] 続きを読む