先日、長男(11歳)のGiftedプログラムのオンラインミーティングが開かれました。
長女(9歳)の時は安心しきって、見事にすっぽかしてしまいましたが、
冬休み前、小学校と中学校では、担任の先生と両親とでミーティングがあり、子供たちの様子や今後の達成目標などが話し合われます。 今までは親が学校に出向く形で行われていましたが、COVID-19のパンデミック後からは、Zoom …
長男の場合は、「これは絶対にすっぽかせない……」という気持ちがありました。
というのも、長男がGifted Childに認定された時はまだADHD様の気質もそこまで強く、自宅でもある程度勉強できていたのですが、
ここ1年ほどで、(少なくとも自宅では)彼は学習意欲だけでなく、習熟速度も落ちているように感じていたからです。
もちろん、ADHDの子供たちの中にもGifted Childrenがいることは学校でも地域でもよく認識されていますが、
正直、素人の私達からみると、自分の子供達が本当にGifted Childrenなのか、未だによくわからないままプログラムを受けてきました。
以前書いたように、
「この子はGiftedには該当しない」
と判断されたら、プログラムがそこで終了になることもあるようですし、
実際のところ、中学に上がってから彼が学校でどんな生活をしているのか、(説明が物凄く苦手な)長男から聞いてもよくわからないので、
学校の先生達の話を聞いてみたいと思っていました。
ミーティング前に届いた、学校からの評価表
Gifted ミーティングの前に、両親からみた最近の息子の様子の簡単なレポート提出を要求され、
その後、学校の其々の教科の先生からの評価と、今後の方針等が書かれたドキュメントが送られてきました。
各先生方のコメントを見ると、
- 英語:
- 電子機器(多分PC)でよく distracted されている。友達は多く、クラスメイトから好かれているけど、もっとリーディングとライティングに集中する必要がある。
- 社会:
- よく出来ている。けど、宿題を早く終わらせようとして間違う事が多い。落ち着いてもっと授業に集中できるようになるとなおよし。
- 理科:
- 同僚から尊敬されているし、授業内容はよく理解できている。ただ、時間があればコンピューターで遊んでいる事が多いので、PCから離れて授業中もっと発言してほしい。
- 算数:
- よく出来ているけど、もっとできるはず。努力や注意力が足りないせいで、彼の才能は開花できていないように見える。
- etc...
というような内容。
総じて、
「あまり授業に集中せず、授業中よくPCで遊んでいる」
という彼の日常が伺えました。
(兄妹で比較するのは良くないですが、ちょっと前に受け取った妹のGiftedレポートは称賛の嵐だったので、今回かなり心配になりました。)
私「オンライン授業から対面授業になってこの問題は一段落したかと思っていたけど、対面授業中もやっぱりPCにdistractされてるみたいだなー。」
アメリカの授業でPCは必須のようで、授業中の課題も家での宿題も、ほとんどオンラインで提出します。
授業中、「与えられた課題を提出したら余った時間で好きなサイトやYouTubeを見たりする」というのはなかなか避けられない事態かもしれません。
しかしながら、以前、小学校のGiftedプログラム担当の先生にADHD様気質の事を相談したときは、
「学校の先生たちから問題が指摘されていないので、ADHDサポートプログラムの評価対象からは外れる。」
と説明を受けましたが、
最近は学校の授業にもある程度影響が出てきているんじゃないかと思いました。
Gifted プログラムミーティング当日
そして迎えたミーティング当日。
例によって、オンライン(Zoom)で行われました。
中学のGiftedプログラム担当の先生に会うのはこれが初めてでしたが、とても感じよく、話しやすい方でした。
彼女は私達両親から長男の自宅での様子を聞いたあと、学校のGiftedプログラム中の長男の様子を話してくれました。
彼女の話によると、長男はプログラムを楽しんでいるようで、同じプログラムを受けている友達と楽しみながら、創意工夫して各課題を遂行していっているようでした。
先生
「Giftedプログラムの子供たちの特徴はみんな様々で、人前に出て発表するのが得意な子もいれば、ある課題の時だけ力を発揮する子もいるの。
長男くんの場合は、対面で話す時は色々話してくれるけど、グループで活動するプログラムだとほとんど発言しなくておとなしいわね。
でもこれは彼の個性だと思ってるわ。
人前で自慢したり、人を制して自分の意見を通したりしたくない性格なんでしょう。
この性格があるから、彼は友達から好かれているんだと思うわ。」
私達両親は、彼がPCでdistractされる事以外にも、
彼が要点をまとめて説明する事が苦手だったり、学校の活動等にもあまり積極的でなかったりする事を心配していました。
特にアメリカの今の職場では、それができる人の方が有利に仕事を進められる傾向が強いので、長男の性格はこの社会ではちょっと不利に働くのではないかと思っていました。
しかしながら、先生はしっかりと長男の長所に目を向け、個性として尊重してくださっていると知り、大変ありがたく思いました。
気がつくとミーティング枠ギリギリまで話し込み、色々と相談することができました。
先生は、
「今日はあなた達とお話できて本当に良かったわ。
時々学校生活と自宅での生活が全然違う子供がいるんだけど、長男くんの場合は、学校での彼の印象と家庭生活での両親からの印象がほとんど一致している事がわかって、これはとても有益な情報だわ。
今回の情報を元にしながら、これからも学校と家庭と、両輪となって、彼の能力を最大限に引き出せるようサポートしていきましょう。」
とコメントしていただきました。
また、私達両親が最近心配しているADHD様の気質については、
「病院の小児科はアポイントまで長いから、中学校の心理士とカウンセラーに相談する事もできるわ。」
と言っていただき、病院受診までの間に、中学校でも評価やアドバイスを受けられる事になりました。
長男は、以前不安が強くなって学校に行けなくなった事があるので、
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中学校の心理士やカウンセラーの先生方と繋がりを持ち、長男を知ってもらっておけば、今後同様の事柄で彼が困ったときにもすぐに対応してくれると思うので、大変心強く感じました。
今回、Giftedの内容以外にも、長男の性格や未来について色々と相談できて、本当によかったです。
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