脱皮後2

冬の間、川の生き物たちはひっそりを息を潜めていましたが、最近は温かくなり、川で生き物たちが動く姿を再び見られるようになりました。

夫と子供たちは、川で水槽用の水を汲みに行くついでに、新しいお友達を連れてきます。

「ただいまー!今日は新しいお友達を3匹捕まえてきたよ。」

フタバカゲロウ?

彼らが捕まえてきた虫は、3つに分かれた尾が特徴の、何かの幼虫のようでした。

インターネットで検索すると、

「フタバカゲロウの幼虫かも。」

フタバカゲロウ
▲ フタバカゲロウの幼虫(おおさか環農水研のHPより)

 

図鑑で調べると、成虫になると羽が生えて飛んでいくそう。

「いつ成虫になるのかな?それまでは、うちの水槽で元気にしててね。」

幼虫君達は、めだかブリーディング用の小さな水槽に放たれました。

すぐに成虫に

フタバカゲロウの幼虫君達を水槽に放ってから2日後の朝、部屋の中に黒い虫が飛んでいました。

 

「あれ?どこから入ってきたのかな?」

「もしかして、フタバカゲロウ?」

「まさかー。」

「え、でも、ほんとにそうかも!」

成虫2

 

夫は、メダカの小水槽を確認すると、大きな声を上げました。

「脱皮した跡があるよ!」

 

水槽を確認すると、ヒーターのコードの上に、背中がぱかっとわれた抜け殻がありました。

脱皮後1

「ちょっと待って!こっちにもある!」

脱皮後2

なんと、もう一つの水槽にも抜け殻を発見。

 

「脱皮するギリギリのタイミングで捕まえてきちゃってたんだね。」

手に乗せると、やっぱりフタバカゲロウかも

夫が手を伸ばして捕まえると、その形はやっぱりカゲロウのようでした。

   成虫1

フタバカゲロウは、成虫になる途中で一旦「亜成虫 」になるそう。

この後、河原で数日過ごしてから、さらに脱皮して成虫になるそうです。

 

成虫になると寿命が短く、1日くらいで死んでしまうとも言われています。

 

「早く自然にかえしてあげないとね。」

私たちは、亜成虫のカゲロウ達を河原に放ちました。

……残りの命を削って、頑張って繁殖してほしいです。

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金魚と川の生態系シリーズ