糖尿病の薬がパーキンソン病に効く?:GLP-1受容体作動薬lixisenatideの第二相試験の結果 公開日:2024年4月29日 Original Article Science誌で、去年のBreakthrough賞に選ばれたのは、「GLP-1受容体作動薬」でした。 GLP-1受容体作動薬は、現在、2型糖尿病の治療法として一般的に使用されています。 この薬は、GLP-1受容体の活性 […] 続きを読む
α-シヌクレインのアイソフォームの凝集化速度いろいろ 公開日:2024年2月23日 Original Article α-シヌクレイン (αsynuclein, αsyn)は、パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) やレヴィ小体型認知症 (Dementia with Lewy bodies, DLB) 、多系 […] 続きを読む
パーキンソン病の生物学的定義/区分について提唱 公開日:2024年2月6日 Original Article パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) の4大症状は、振戦、固縮、無動・寡動、姿勢反射障害と言われており、進行性に運動障害をきたします。 また、便秘、嗅覚障害、レム睡眠行動異常(Rapid e […] 続きを読む
パーキンソン病患者さんの歩行を助けるロボ 更新日:2024年2月3日 公開日:2024年1月26日 Original Article パーキンソン病(Parkinson's disease, PD)は、非運動症状(睡眠障害、便秘、嗅覚異常 etc.)の後に、運動症状(安静時振戦、筋強剛、無動/寡動、姿勢反射障害 etc.)をきたし、重症化すると歩行が困 […] 続きを読む
α-シヌクレインを減らしてパーキンソン病を防ぐ 更新日:2024年2月3日 公開日:2024年1月17日 Original Article パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) はその多くが孤発性ですが、10%程度に遺伝性で発症する家族性PDがあります [1]。 その中で、主要病理蛋白であるα-シヌクレイン (α-synucle […] 続きを読む
2023年 今年のブレイクスルー研究(Science) 更新日:2024年4月29日 公開日:2023年12月31日 Review / News 年の瀬、各誌この1年のブレイクスルーや来年の展望etc.をまとめています。 諸事情で、帰国後ほとんど post 出来なかった Self Journal Club ですが、少し the shape of the land […] 続きを読む
保護中: PAAN/MIFをターゲットにしてパータナトスを阻害すると、パーキンソン病を防ぐことができる……か否か 更新日:2024年6月24日 公開日:2022年6月13日 Original Article この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。 続きを読む
黒質ドパミン神経細胞の中でも、パーキンソン病で特にやられやすいサブタイプ 更新日:2024年2月3日 公開日:2022年5月20日 Original Article パーキンソン病(Parkinson's disease, PD)は、黒質緻密部(substantia nigra pars compacta, SNc)のドパミン(DA)神経細胞が障害され、それに伴って振戦・固縮・動作緩 […] 続きを読む
α-シヌクレインのNAC領域の変異(E83Q)の解析 更新日:2024年2月3日 公開日:2022年5月12日 Original Article α-シヌクレイン(α-synuclein, α-Syn)は、パーキンソン病(Parkinson's disease, PD)やレヴィ小体型認知症(dementia with Lewy bodies, DLB)の主要病理で […] 続きを読む
ジワジワと進展してきたタウが下前頭回でAβと出会った時、新皮質への爆発的広がりの扉が開く 更新日:2024年2月3日 公開日:2022年5月4日 Original Article 私が研究を始めた頃、アミロイドβ(amyloid beta, Aβ)がアルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)の根本的原因とする「アミロイド仮説」が全て、のような雰囲気がありました。 「Aβが溜 […] 続きを読む
変異GCaseはシャペロン介在性オートファジーを阻害する 更新日:2024年2月3日 公開日:2022年3月9日 Original Article ゴーシェ病の原因遺伝子 GBA1。 GBA1 はリソソーム脂質加水分解酵素グルコセレブロシダーゼ(Glucocerebrosidase, GCase)をコードする遺伝子で [1] 、GBA1のホモ変異でGCaseの活性が […] 続きを読む
Alzforum: 2021年のまとめと2022年の展望 更新日:2024年2月3日 公開日:2022年3月1日 Review / News 今年に入ってから、身内の手術やメンターの他界などであまり頭が働かず、論文もアブストをさらっと見るだけで、内容をまともに読めていませんでした。 でも、このまま停滞していても良くないので、一人抄読会を再開しようと思います。 […] 続きを読む
黒質のドパミン神経特異的にミトコンドリア機能を阻害したら、パーキンソン病の各症状が順に現れる 更新日:2024年2月3日 公開日:2021年11月17日 Original Article パーキンソン病(Parkinson's disease, PD)の原因には、遺伝要因の他に環境要因も示唆されています [1, 2]。 有名なのは、農薬の一種であるロテノン(rotenone)や、合成麻薬の成分の一つである […] 続きを読む
保護中: TRIP12によるGcaseのユビキチン化がPD病理を促進する 更新日:2024年6月24日 公開日:2021年11月9日 Original Article この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。 続きを読む
ミクログリアはナノチューブを介して、お隣さんにα-synをおすそ分けする 更新日:2024年2月3日 公開日:2021年10月8日 Original Article ミクログリアは脳内のお掃除屋さんで、アミロイドβ(Amyloid beta, Aβ)、タウ、αシヌクレイン(α-synuclein, α-syn)など、神経変性疾患に関わる様々な病的蛋白を貪食・分解・除去してくれています […] 続きを読む
PD/MSA由来増幅 α-Syn の ドパミン神経細胞毒性についてと、DJ-1 欠失の影響について検証 更新日:2024年2月3日 公開日:2021年7月29日 Original Article パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) と多系統萎縮症 (Multiple system atrophy, MSA) の主体病理は α-シヌクレイン (α-synuclein, α-syn) […] 続きを読む
レヴィ病理の構成成分は、α-シヌクレインと細胞小器官 更新日:2024年2月3日 公開日:2021年5月22日 Original Article パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) や多系統萎縮症 (Multiple system atrophy, MSA) の主要病理、レヴィ小体やオリゴデンドログリア細胞内嗜銀性封入体 (glia […] 続きを読む
線条体のドパミンバランスは幻覚を引き起こす……ということをマウスで検証 更新日:2024年2月3日 公開日:2021年4月20日 Original Article 幻聴・幻視などの幻覚、とくに幻聴は統合失調症の患者さんに多くみられる症状ですが、 パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) などでドパミンアゴニストなどを内服している患者さんにもよく起こります。 […] 続きを読む
Lewy body dementia (LBD) のGWAS解析:ADとPDに共通のリスク遺伝子 更新日:2024年2月3日 公開日:2021年3月15日 Original Article レヴィ小体型認知症(Dementia with Lewy bodies, DLB) パーキンソン病認知症 (Parkinson's disease dementia, PDD) は、 Parkinson's diseas […] 続きを読む
髄膜リンパ管のドレナージ不全が、パーキンソン病の病態に関与する 更新日:2024年2月3日 公開日:2021年2月7日 Original Article 長らく、脳にはリンパ管が存在しないと言われていましたが、 1987年、脳の表層にある髄膜には「リンパ管がある」と報告されていました [1]。 その後この発見はしばらく歴史に埋もれていましたが、 40年程経った2013年以 […] 続きを読む
Alzforum: 2020年のまとめと2021年の展望 更新日:2024年2月3日 公開日:2021年1月6日 Review / News アルツハイマー病 (Alzheimier's disease, AD) 等の変性疾患を研究する人達ならほぼほぼお世話になっているであろう、Alzforum。 今年も例年通り、2020年のまとめと、2021年の展望を発表し […] 続きを読む
保護中: AIMP2はαシヌクレイン凝集を促進する 更新日:2024年6月24日 公開日:2020年12月19日 Original Article この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。 続きを読む
食道のレヴィ病理はLBDの進行と相関が高い 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年11月26日 Original Article パーキンソン病(Parkinson's disease, PD) 認知症を伴うパーキンソン病(Parkinson's disease dementia, PDD) レヴィ(Lewy)小体型認知症(Dementia wit […] 続きを読む
αシヌクレイン凝集形成の多様性について真面目に検証 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年11月18日 Original Article αシヌクレイン(α-synuclein, α-syn)は、パーキンソン病、レビィ小体型認知症、多系統萎縮症など、シヌクレイノパチーの主要病理タンパクとして研究が進められており、 α-syn凝集体の多様性が疾患や病理の多様 […] 続きを読む
LRRK2はミクログリアの神経毒性を惹起する 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年10月28日 Original Article α-シヌクレイン(α-synuclein, α-syn) は、ミクログリアを活性化し、神経障害に関与する事が知られていますが、その詳細なメカニズムについては議論が続いています。 アメリカNIH, NIAのDr. Kim, […] 続きを読む
PD遺伝子変異が特発性レム睡眠行動異常に関連するか 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年10月7日 Original Article レム睡眠行動異常(rapid-eye-movement sleep behavior disorder, RBD)は、レム睡眠期の筋緊張低下が消失し、夢の内容によって実際に体が動いてしまう症状です。 RBDとパーキンソン […] 続きを読む
FBXO7のヘテロ変異の組み合わせで家族性若年性PD発症 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年10月2日 Original Article F-box protein 7 (FBXO7) は、常染色体劣性遺伝型パーキンソニズムの原因遺伝子であるが、そのフェノタイプは様々。 今回、アメリカ・ワシントン大学のDr. Zabetianらの研究グループ […] 続きを読む
グリアをドパミン神経に変えてパーキンソン病を治す 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年6月28日 Original Article 以前、CRISPR-Rxシステムを使ってpolypyrimidine tract-binding protein 1 (Ptbp1) をノックダウンし、 アストログリアを網膜細胞や線条体のドパミン神経細胞(domamin […] 続きを読む
アポモルフィンの持続投与でPDの前屈症改善 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年5月25日 Original Article 前屈症(camptocormia)はパーキンソン病(Parkinson's disease, PD)の3-17%で発症し、患者のQOLを著しく下げる。 残念なことに、このcamptocormiaは、L-DOPAや脳深部刺 […] 続きを読む
α-Synオリゴマーがフェロトーシスを誘導する 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年5月21日 Original Article パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) などのシヌクレイノパチーでは、α-シヌクレイン (α-Syn) の異常凝集、蓄積が起こる。 α-Synモノマーは脂質に作用してシナプス小胞のトラフィッキ […] 続きを読む
PD, MSA, DLBのα-Synの増幅 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年5月15日 Original Article アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) やパーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) などの神経変性疾患の研究領域では、 異常に凝集したタンパクが細胞内外に蓄積し、病 […] 続きを読む
PDでは、腸管神経の遺伝子変化が早期から認められる 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年5月1日 Original Article Genome-wide association studies (GWAS) により、脳疾患に関連する様々な遺伝子変異が同定された。 しかしながら、single cellでの解析は未開。 そこで、スウェーデ […] 続きを読む
グリアをニューロンに変えて病気を治す 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年4月25日 Original Article 脳内のグリア細胞を神経細胞に変化させると、神経変性疾患などで失った神経を補充し、機能改善させる事ができる。 以前、中国の研究グループから、in vitroでpolypyrimidine tract-binding pro […] 続きを読む
PDの黒質ではミクログリアが老化している 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年4月19日 Original Article 中脳黒質緻密部のドパミン神経細胞の変性は、加齢と共に進行し、とくにパーキンソン病(Parkinson's disease, PD)に特徴的である。 加齢はPDの最も大きなリスク因子である事から、アメリカ・フロリダ医科大学 […] 続きを読む
ビタミンB12でPDの認知症予防? 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年3月28日 Original Article ビタミンB12でPDの認知症予防? 米メイヨークリニックのSavicaらの研究グループは、パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) の患者の血漿中ビタミンB12(VitB12)レベルを調べた。 […] 続きを読む
パーキンソン病にニューチュリン遺伝子治療……結果は? 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年3月27日 Original Article 米シカゴのRush大学のChu, Kordower et al., は、パーキンソン病(Parkinson's disease, PD)の患者で、AAV2-neurturin (CERE120) の遺伝子治療後8-10年 […] 続きを読む