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とある日曜日。

日用品を買いに外に出ていると、携帯に電話がかかってきました。

「今日、地域のお祭りがあるんだって!お母さん、何時頃帰ってこられる!?」

買い物にはもう少し時間がかかりそうだったので、夫と子どもたちだけでお祭りに行ってもらう事に。

 

そしてしばらくすると、再び電話がかかってきました。

「今、金魚すくいをさせて良いかどうか迷ってるんだけど……」

金魚すくいをしてもいい?

電話は夫からでした。

お祭りに金魚すくいのコーナーがあって、子どもたちは金魚すくいをしたいと思っているようです。

しかしながら、

『獲った金魚をどうするのか』

という問題が生じるので、なかなか決断できないそう。

「家に持って帰るなら一人500円で、お店に返すなら300円なんだって。どう思う?」

 

子どもたちは家に持って帰ってそのまま飼育したいよう。

でも、獲った金魚を家で飼うなら一連のセットを準備する必要があります。

 

常々ペットを飼いたいを思っていた私達ですが、共働きで日中は誰も家にいないので、犬猫を飼うことにハードルの高さを感じていました。

でも、魚なら、日中家にいなくても大丈夫そうです。

「まあ、金魚だったら、私達でも飼えるんじゃない?」

 

……とゆーことで、お持ち帰りコースの方で金魚すくいに挑戦してもらうことにしました。

我が家に金魚がやってきた

家に帰ると、夫と子どもたちはすでに帰宅していて、みんなでベランダに座り、発泡スチロールの水槽に入った金魚を眺めていました。

全部で17匹……たくさん収穫したようです。

 

「お母さんおかえり!早く水槽とかいろいろ買おうよ!」

家の中のどこで飼うべきか迷いましたが、色々検討した結果、ダイニングのカウンター・テーブルの一画に収まるような水槽を探して、そこに置くことにしました。

中に入れる水についてネットで調べると、濾過水で大丈夫そうではありましたが、なるべく金魚達の負担にならないようにと、近くの川からたくさん水を汲んできました。

後は、浄化フィルターとエアーポンプと餌があれば、ひとまず最低限の準備完了。

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「これからもっと色々揃えよう!水草とか、底石とか。トンネル作って、遊べるようにしてあげたい!」

子どもたちは大張り切り。

ゴミ箱からペットボトルを取り出してきてハサミで整形し、即席の遊具を作って水槽に沈めていました。

 

「名前もつけたよ!これがアカで、こっちがクロで、この大きいのがサケで……サケは元気がいいね。」

彼らは一日中水槽に張り付き、我が家にやってきた小さな家族たちを眺めていました。

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金魚と川の生態系シリーズ