脳腸相関(gut-brain axis)をADマウスで検証 更新日:2024年2月3日 公開日:2020年8月17日 Original Article 「脳」と「腸」の関係は深く、「脳腸相関(gut-brain axis)」と呼ばれています。 脳から投射される神経シグナルは腸管運動に影響して、ストレスで便秘になったり下痢になったりします。 反対に、腸内細菌等、腸の状態に […] 続きを読む
APPのゲノム組み込み現象はただのコンタミ?……か否か 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年8月1日 Original Article 以前、孤発性アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)で、 アミロイド前駆体蛋白質(Amyloid precursor protein, APP)が、転写後にゲノム遺伝子に挿入されるという現象が多 […] 続きを読む
健全なミクログリアの鍵はRhoAにあり? 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年7月15日 Original Article 脳内の掃除屋としてのミクログリア。 場合によっては炎症を引き起こし、困ったさんにもなります。 活性化ミクログリアは、その形態を劇的に変化させますが、ここで鍵となるのがサイトケラチンの再構築です。 Rhoa、 […] 続きを読む
アデュカヌマブのFDA申請完了 更新日:2024年2月7日 公開日:2020年7月9日 Original Article 昨日、バイオジェンとエーザイがアルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) 治療薬としてアデュカヌマブの申請を完了したとアナウンスしました。 承認されれば、ADに対する初の疾患修飾療法(desea […] 続きを読む
毛細血管を作ってCAAを再現 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年7月5日 Original Article 私が研究を始めた頃は、ある疾患からiPS細胞を樹立したり、別の細胞に分化させたりするだけで3大誌に載っていましたが、 今では手軽に購入できるようになり、遺伝子編集も簡単…… そして今回は、 iPS細胞から分化させた内皮細 […] 続きを読む
SORL1欠失ニューロンでは初期エンドソームが膨らむ 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年6月16日 Original Article アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) では、 アミロイドβ (Amyloid beta, Aβ)の凝集・沈着 タウの細胞内凝集 が2大病理ですが、 細胞内病理の一つとして、エンドソームの膨 […] 続きを読む
軽度行動異常の段階でAβが溜まっている 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月17日 Original Article 高齢者の認知機能障害に先立ち、軽度行動異常(mild behavioral impairment, MBI)が起こる事がある。 カナダCalgary大学のGauthierらのグループは、症状のない高齢者を対象に、MBIと […] 続きを読む
血漿中のタウ/ニューロフィラメント/Aβは認知症のバイオマーカーとして有効 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月4日 Original Article 脳脊髄液(cerebrospinal fluid, CSF)中のタウ、ニューロフィラメント(neurofilament light chain, FfL)、アミロイドβ(Aβ)は、アルツハイマー病(Alzheimer's […] 続きを読む
SERP1はγセクレターゼ機能を調節してAβ産生に関与する 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年3月31日 Original Article γセクレターゼは、アミロイド前駆タンパク(amyloid protein precuror, APP)を切断し、アミロイドβ (amyloid beta, Aβ)産生に関与する。 γセクレターゼの機能を調節する分子機構は […] 続きを読む
家族性ADの変異を持ちながら認知症を発症しなかったのはなぜ? 更新日:2022年3月3日 公開日:2019年11月24日 Original Article Presenilin1 E280A変異(PSEN1 E280A)は家族性アルツハイマー病(Familial Alzheimier's disease: FAD)の原因となる最も多い遺伝子変異である。 ハーバード大学のAr […] 続きを読む
BiogenがAducanumabを復活 更新日:2022年3月3日 公開日:2019年10月26日 Original Article 半年ほど前にPhase 3 trialが失敗に終わった……と思われていたAducanumabですが、 Biogenの自社グループがデータを再検証・再解析した結果、有意にポジティブととらえられたため、FDAの承認を目指して […] 続きを読む
Aβが脳内血管を収縮させる 更新日:2022年3月3日 公開日:2019年7月8日 Original Article アルツハイマー病(Alzheimer's disease: AD)では、脳血流量(cerebral blood flood: CBF)が低下している。そのメカニズムはどうなっているのか。 英ロンドン大学のNortley, […] 続きを読む
Aβに集まる老化OPCを除去すると認知機能が改善する? 更新日:2022年3月3日 公開日:2019年5月15日 Original Article Aβプラークはアルツハイマー病(Alzheimer's disease; AD)のhallmarkである。 NIHのZhang, Mattsonらは、AD患者の脳内およびADマウスモデル(APP/PS1)の脳内を調べ、A […] 続きを読む
音と光でアルツハイマー病を予防 更新日:2022年3月3日 公開日:2019年4月6日 Original Article アルツハイマー病(Alzheimer's deisease:AD)では、神経活動が異常となり、これがさらにAD病理を悪化させる事が知られている。 ガンマ振動(gamma oscillations)と呼ばれる、神経活動の3 […] 続きを読む
バイオジェンとエーザイがアデュカヌマブの臨床第Ⅲ相試験を中止 更新日:2024年2月7日 公開日:2019年3月23日 Original Article バイオジェンとエーザイが、アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI due to AD)および軽度AD患者を対象にした、 アデュカヌマブの有効性、安全性を評価する臨床第III相国際共同試験(ENGAGE試験、EMERG […] 続きを読む
タウはAβより多くの染色体構造を変化させる 更新日:2022年3月3日 公開日:2019年1月23日 Original Article アルツハイマー病(Alzheimer's disease: AD)では、ゲノムワイド関連解析(Genome-wide association study: GWAS)などにより、遺伝的リスク因子が同定されているが、多くの […] 続きを読む
タウはAβの作用を支配して神経回路を障害する 更新日:2022年3月3日 公開日:2019年1月16日 Original Article アミロイドβ(Amyloid beta: Aβ)とタウの神経原線維変化(neurofibrillary tanble: NFT)は神経回路の障害と認知機能低下に関与する。 Buscheらは、カルシウムイメージングと二光子 […] 続きを読む
ヒト由来成長ホルモン投与によりアミロイドβが伝染した可能性を検証 更新日:2024年2月3日 公開日:2018年12月18日 Original Article 著者らは、以前、死後脳の下垂体から抽出・精製したヒト由来成長ホルモン(human cadaveric pituritary-derived grouth hormone:c-hGH)投与により、医原性クロイツフェルト・ヤ […] 続きを読む
TDP-43とRNAはアミロイド様の筋顆粒を形成し、筋再生に関与する 更新日:2022年3月3日 公開日:2018年11月30日 Original Article ALSや封入体筋炎等の神経変性疾患で、TDP-43タンパクは細胞体に凝集体を形成している。しかし、ほとんどの患者には、TARDBP(TDP43をコードする遺伝子)の変異はなく、発症のメカニズムは不明である。 Vogler […] 続きを読む