Biogen

半年ほど前にPhase 3 trialが失敗に終わった……と思われていたAducanumabですが、

Biogenの自社グループがデータを再検証・再解析した結果、有意にポジティブととらえられたため、FDAの承認を目指して再始動したようです。

私も以前このブログで取り上げていましたが(こちら)、今回のニュースには驚きました。

特に高容量のAducanumabを服用した患者は認知機能の改善が見られたととらえて良いようで……薬の選択肢が増えるのは良い事です。

また、これが認可されれば初のAβ阻害薬によるAD治療薬となるということで、関係者の間では注目の的となるのではないでしょうか。

 

ただ、解析方法を変えたりしてよくよくデータをみたらちゃんと差がでていた、というのはそうなのかもしれませんが、臨床応用となっても、患者さん側も医師側もそこまで目に見えた効果を実感できないかもしれないなー

……と一抹の不安がよぎっているのは私だけでしょうか?