AADvac1

アデュカヌマブのFDA限定承認で注目を集める、アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) の免疫療法ですが、

もちろん、アミロイドβ (Amyloid beta, Aβ) だけでなく、もう一つの AD 主要病理であるタウに対する免疫療法(ワクチン、抗体療法)もどんどん開発され、続々と臨床試験が行われています。

今回、Axon Neuroscience SE社が、タウワクチン「AADvac1」の第二相試験の結果を報告しました。

Nature Aging 2021, AADvac1
AACvac1の第二層試験:ADAMANT
  • 対象者:軽度AD
  • 参加人数:196人
  • 観察期間:24ヶ月間
  • AADvac1の投与群
    • AADvac1 40 μg / dose:117人
    • プラセボ:79人
  • 副反応の出現率
    • AADvac1:84.6% (重症: 17.1%)
    • プラセボ:81.0% (重症: 24.1%)
  • 認知機能低下抑制効果:なし
  • その他のバイオマーカー
    • CSF中のNfL上昇率がAADvac1で低下

という感じで、

  • 副反応の出現率はプラセボと有意な差はなく、安全性はまあまあOK
  • 認知機能低下抑制効果はあまりはっきりしなかったけれど、NfL上昇率を抑制しているので、神経障害の程度を軽減できるんじゃないか

という極々淡い期待を抱かせる結果となりました。

Axon 社は参加人数を増やして Phase IIb 試験を予定しているとのこと。

次は認知機能に差がでるといいのですが……どうなるでしょうか?

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