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抗体療法

レカネマブの副作用ARIAによる死亡症例報告

アルツハイマー病 (Alzheimer’s disease, AD) の治療法として、アミロイドβ (Amyloid beta, Aβ) に対する抗体療法が開発されましたが、 その臨床試験が開始されてから今まで、副作用として最も多く報告される「アミロイド関連画像異常(Amyloid-related imaging abnormalities:ARIA)」をどう防ぐかについて、数多く議論 […]

ワン・ツー・パンチでアルツハイマー病を撃退

アルツハイマー病 (Alzheimer’s disease, AD) に対する抗アミロイドβ (Amyloid beta, Aβ) 抗体が承認され、「疾患修飾薬はない」と言われ続けていたAD治療の分野は大きく前進しました。 けれども、Aβを除去しても、Aβによって活性化したミクログリアやアストロサイトは脳内に炎症物質をまきちらし、現場は焼け野原となっているはず。 「Aβ」だけじゃなくて […]

Biogen がアデュカヌマブの生産を終了

去年、FDAの迅速承認を受け、大きな波紋と議論を呼び起こした、Biogenとエーザイで開発されたアデュカヌマブ。   先日(1月31日)、Biogenはそのアデュカヌマブの生産を終了するとアナウンスしました。 今後は、アデュカヌマブの後に承認されたレカネマブ等に集中する、という方針のよう。 ……まあ、当然の流れでしょう。   様々な議論を呼びはしましたが、アデュカヌマブのFDA […]

ガンテネルマブの2回目の第3相治験が始まる:SKYLINE

Roche社は、抗アミロイドβ(Aβ)抗体のガンテネルマブ(gantenermumab)の2回目の第3相治験についてアナウンスしました。 ドナネマブはAβフィブリルに結合するヒトIgG1抗体でAβのN末と中央部を認識します。 多くのAβ抗体が静注薬剤の中、このガンテネルマブは皮下注で使用するので、より患者さん-friendlyなAβ抗体製剤といえると思います。   DIAN研究でも選ばれ […]

アデュカヌマブを投与してもよい人は驚くほど少ない

Accelerated Approval Pathway で FDA の承認を受けたアデュカヌマブ。 この動きに乗って、その他のAβ抗体(レカネマブ(エーザイ/バイオジェン)、ドナネマブ(イーライリリー)、ガンテネルマブ(ロシュ)も、次々と申請済みもしくは申請準備を進めています。 アデュカヌマブの承認の根拠となった 第3相臨床試験は、EMERGEとENGAGEですが [1]、 Aβ抗体治療の副作用 […]

ドナネマブの第3相臨床試験決定:TRAILBLAZER-ALZ3

抗 アミロイドβ 抗体ドナネマブ (Donanemab, LY3002813) の第2相臨床試験の結果を受けて、 イーライリリー (Eli Lilly) とバナー・アルツハイマー病研究所(Banner Alzheimer’s Institute)がドナネマブの第3相試験を行うことを発表しました。   対象者は、 「認知症を発症していないけれども、血漿 p-tau217 が上昇 […]

DIAN-TU: ガンテネルマブとソラネズマブの臨床試験の結果

家族性アルツハイマー病 (Alzheimer’s disease, AD) の患者さんを対象に、薬剤の治療効果を観察する DIAN-TU 研究で、 ガンテネルマブ (Gantenerumab) ソラネズマブ (Solanezumab) の4-7年間の観察結果が報告されました [1]。 結果だけみるとネガティブなんですが、バイオマーカーは下がったところもあるよう……アデュカヌマブと似てま […]

Biogen のタウ抗体(Gosuranemab)の治験結果は「効果なし」

「アデュカヌマブ」が初めてのアミロイドβ (Amyloid beta, Aβ) 抗体としてFDAの限定承認を受け、良くも悪くも注目されている Biogen ですが、 もちろん、他のアプローチによるアルツハイマー病 (Alzheimer’s disease, AD) 治療についても続々と薬を開発しており、 どんどん臨床試験を進めています。   先日は、タウ抗体「ゴスラネマブ ( […]

タウワクチン「AADvac1」の第二相試験の結果

アデュカヌマブのFDA限定承認で注目を集める、アルツハイマー病 (Alzheimer’s disease, AD) の免疫療法ですが、 もちろん、アミロイドβ (Amyloid beta, Aβ) だけでなく、もう一つの AD 主要病理であるタウに対する免疫療法(ワクチン、抗体療法)もどんどん開発され、続々と臨床試験が行われています。 今回、Axon Neuroscience SE社が […]

Aβ抗体療法成功の鍵は髄膜リンパ管が握っている?

アミロイドβ (Amyloid beta, Aβ) の抗体療法は、アルツハイマー病 (Alzheimer’s disease, AD) の治療として最も期待がかかっている治療法の一つですが、 治験の結果は、マウスの実験結果ほど手応えがない……というのが現状です。 マウスとヒトとで脳内環境が異なる、というのがその答えになるとは思いますが、 では具体的にどこを改善したら、ヒトでもAβ抗体療 […]

ドナネマブの第2相臨床試験の結果:良好!

アルツハイマー病 (Alzheimer’s disease, AD) の疾患修飾療法 (disease modifying therapies, DMTs) の1つとして注目されているアミロイドβ (Amyloid beta, Aβ) の免疫療法ですが、 現時点で第3相, 第2/3相臨床試験まで進んでいる「Aβ受動免疫療法」は、下記4つ [1]。 アデュカヌマブ (Aducanumab […]

アデュカヌマブの効果はずっと続く?

先月6日に行われたFDAのアデュカヌマブミーティングではだいぶ旗色が悪く、FDA承認は難しそうな印象ですが、 少なくともマウス脳内では成績優秀のようです。 今回、ドイツ・Tübingen大学のDr. Juckerらの研究グループは、アミロイドβ(Amyloid beta, Aβ)プラークができる初期の段階からアデュカヌマブを接種すると、 晩年のAβプラーク病理形成が抑えられる、という内容を報告しま […]

Aβ抗体の持つ、Aβ凝集阻害機能について検証

1999年にSchenkらの研究グループがアミロイドβ(Amyloid beta, Aβ)抗体による、ADモデルマウス脳内のAβプラーク消失と認知機能改善を報告 [1] して以来、現在まで多くのAβ抗体が開発され、臨床応用に向けて様々な努力が続けられています。 Aβ抗体のAβ除去メカニズムについては、諸説ありますが、現在ではミクログリアの貪食作用を介したAβ除去説が一番に考えられています。 他には […]

アデュカヌマブのFDA申請完了

昨日、バイオジェンとエーザイがアルツハイマー病 (Alzheimer’s disease, AD) 治療薬としてアデュカヌマブの申請を完了したとアナウンスしました。 承認されれば、ADに対する初の疾患修飾療法(desease-modifying therapy, DMT)となるわけで、注目されます。   このアデュカヌマブは、 昨年3月、第三相試験(EMERGE, ENGAGE)で、 […]

BiogenがAducanumabを復活

半年ほど前にPhase 3 trialが失敗に終わった……と思われていたAducanumabですが、 Biogenの自社グループがデータを再検証・再解析した結果、有意にポジティブととらえられたため、FDAの承認を目指して再始動したようです。 私も以前このブログで取り上げていましたが(こちら)、今回のニュースには驚きました。 特に高容量のAducanumabを服用した患者は認知機能の改善が見られたと […]

バイオジェンとエーザイがアデュカヌマブの臨床第Ⅲ相試験を中止

バイオジェンとエーザイが、アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI due to AD)および軽度AD患者を対象にした、 アデュカヌマブの有効性、安全性を評価する臨床第III相国際共同試験(ENGAGE試験、EMERGE試験)の中止を3月21日に発表しました。(エーザイのHPより) 決定は、安全性に関する問題ではなく、主要評価項目が達成される可能性が低いと判断されたから、とのことです。 アデュカ […]