英語による「戦略的スピーキング」のワークショップ第5回目。
この日は、ワークショップの集大成。
各自8分間のプレゼンと3分間の質疑応答枠を与えられ、それぞれの研究内容を発表しました。
私は、これから始める新しいプロジェクトについて発表しました。
ワークショップでの指導、1時間の個人指導を経て、
私のプレゼン内容は、1回目に作った時よりも格段に良くなったという手応えがありました。
質問もたくさんでて、だいぶ延長してしまいましたが、とても楽しいプレゼンでした。
他の人達のプレゼンでも、分野が違う相手に対してわかりやすく伝えるための工夫が随所に施されており、
1回目に聞いた時よりもとても理解しやすい内容になっていました。
全員の発表が終わると、いつもよりも30分時間を延長し、講師の先生からの総括がありました。
「あなたたちの研究はとても素晴らしいわ。
よく『学校の先生たちが薄給でも誇りをもって働いている』というけれど、
私から見たら、あなたたち研究者こそ、薄給でも人類のために働いていると感じるわ。
特にこのコロナ禍で国民全員が治療法を待ちわびている今、あなたたち研究者のありがたさをみんなが再認識しているはず。
今回、あなたたちのサイエンスを、私にもおすそ分けしてくれて、本当にありがとう。」
そう言いながら、先生の目から大粒の涙がこぼれ落ちました。
ワークショップで講師の先生が泣くのは初めてみましたが、
「いつもはこんなにはならないのよ。」
と、彼女は慌てて説明していました。
通常は対面で行うはずのワークショップが、全オンラインになって、講師の先生たちも大変だったのかもしれません。
ワークショップが終了しても、講師の先生にはいつでも連絡がとれるし、プレゼンの指導もしてくれるそうです。
まだまだ不安の多い私にはありがたい限りです。
また、今回のワークショップで知り合ったポスドク達とも交流が続き、
私は、
「車の自動ブレーキによる人間の体にかかる影響を調べる研究」
にボランティアとして参加することになりました。
私自身の研究にも興味を持ってくれたポスドクがいて、彼と一緒に共同研究を行うことになりました。
ラボで実験しているだけでは得られない、貴重な繋がりができました。
これが、「ネットワーキング」ということなのでしょう。
後日、私の元には、ワークショップ修了の証書とともに、最終プレゼンの評価書が届きました。
Assessment Areaは、下記 ▼
- Introduction
- Includes hook, presenter's name, title, department
and institution, purpose of the talk, and brief agenda
- Messaging Framework
- Includes description of importance; explains
process/method; describes the solution/future of the research
- Describing Data
- Uses language to introduce, highlight, and comment
on visuals. Interprets data and visuals for the audience. (Does audience understand the meaning of
the data?)
- Cohesion
- Uses signposting, transitions, and sequencing
language
- Question Handling
- Uses strategies to ask for and provide
clarification
- Conclusion
- Slide Feedback
- Volume/Pacing/other
- Pronunciation/Delivery
いずれも、講師の先生からのコメントがびっしりと書かれていました。
参加者全員に対してここまでコメントするのは相当大変な作業だと思います。
本当にありがたいです。
今回学んだ内容をしっかりと反芻し、今後に活かしていきたいと思います。
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