パーキンソン病の生物学的定義/区分について提唱 公開日:2024年2月6日 Original Article パーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) の4大症状は、振戦、固縮、無動・寡動、姿勢反射障害と言われており、進行性に運動障害をきたします。 また、便秘、嗅覚障害、レム睡眠行動異常(Rapid e […] 続きを読む
髄液中p-tau205はアルツハイマー病の脳内のタウ病理を反映する 更新日:2024年1月30日 公開日:2024年1月29日 Original Article 私達にとってはおなじみのリン酸化タウ抗体AT8。エピトープはタウのS202とT205のリン酸化部位です [1] 。 このp-tau202/205抗体は、AD脳の神経原線維変化を綺麗に検出します。 じゃあ、これって、アルツ […] 続きを読む
髄液中GAP-43は、Aβに関連したタウ病理を反映する 公開日:2024年1月25日 Original Article アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) の二大病理のひとつ、タウ凝集体の病理は、シナプスを介して広がっていくことが分かっています [1,2,3]。 また、二大病理のもう一つ、アミロイドβ ( […] 続きを読む
髄液中の可溶性TAM受容体(sAXLとsTyro3)はアルツハイマー病のバイオマーカーになり得るか 更新日:2023年5月11日 公開日:2022年4月22日 Original Article 神経炎症は、アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)を含む多くの神経変性疾患で認める初見で、病態との関連も多く報告されています。 炎症を語る上で外せない細胞の1つがミクログリアですが、そのミクロ […] 続きを読む
CSF中sTREM2から、ミクログリアの善戦の跡を垣間見る 更新日:2022年3月26日 公開日:2022年3月25日 Original Article TREM2 (triggering receptor expressed on myeloid cell 2) は、脳内では主にミクログリアに発現する膜貫通型の糖蛋白です。 このTREM2をコードする遺伝子TREM2の点 […] 続きを読む
Aβ38が多いと認知機能低下がマイルド 更新日:2022年3月3日 公開日:2022年1月16日 Original Article アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) の主要病理の1つ、アミロイドβ (Amyloid beta, Aβ) 。 Aβは、アミロイド前駆蛋白 (Amyloid precursor prote […] 続きを読む
将来アルツハイマー病になるかどうか、凄い精度で診断するツール 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年6月3日 Original Article アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) のバイオマーカーは年々進化していっているように感じています。 私が修練医だった頃は、髄液中Aβ42/40比の有用性は報告されていたものの、たいていは神 […] 続きを読む
p-tau217は、血漿測定でも優秀 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年8月12日 Original Article 以前、p-tau181が血漿サンプルで測定可能で、かなりアルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)特異的なバイオマーカーになり得る [1, 2]、という話(こちら)をしました。 また、別のタウリン […] 続きを読む
PSPのバイオマーカー 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年8月9日 Original Article 進行性核上性麻痺(Progressive supranuclear palsy, PSP)は、 核上性注視障害、姿勢反射障害による易転倒性、認知症などを主症状とする慢性進行性の変性疾患で、 病理学的には、4リピートタウの […] 続きを読む
軽度行動異常の段階でAβが溜まっている 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月17日 Original Article 高齢者の認知機能障害に先立ち、軽度行動異常(mild behavioral impairment, MBI)が起こる事がある。 カナダCalgary大学のGauthierらのグループは、症状のない高齢者を対象に、MBIと […] 続きを読む
p-tau217の方がp-tau181より有望なマーカーとなり得るか 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月15日 Original Article アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)のバイオマーカーとして、 血漿中のAβ/タウ/NfLの組み合わせの報告(こちら)、 血漿中のp-tau181の報告(こちら)等、 色々でてきていますが、 […] 続きを読む
血漿中P-tau181はADの有望なマーカーとなり得る 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月9日 Original Article 先月のNature Medicineに抱き合わせで発表された、血漿P-tau181に関する報告を2報紹介します。 血漿中P-tau181はADの有望なマーカーとなり得る スウェーデン・Lund 大学からの報告 1つ目の論 […] 続きを読む
血漿中のタウ/ニューロフィラメント/Aβは認知症のバイオマーカーとして有効 更新日:2022年3月3日 公開日:2020年4月4日 Original Article 脳脊髄液(cerebrospinal fluid, CSF)中のタウ、ニューロフィラメント(neurofilament light chain, FfL)、アミロイドβ(Aβ)は、アルツハイマー病(Alzheimer's […] 続きを読む
TMEM106BはPDとFTLDの認知機能低下のリスク因子 更新日:2022年3月30日 公開日:2019年7月23日 Original Article 以前は全く別の疾患と考えられていたものが、共通のリスク因子や病理を持つことが多いという認識が広まり、神経変性疾患の枠組みも大きく変わってきていると感じます。 今回の論文は、frontotemporal lobar deg […] 続きを読む
CSFタウ ↑ はその後の認知機能低下と相関する 更新日:2022年3月3日 公開日:2019年7月5日 Original Article スペインAugust Pi i Sunyerバイオメディカル研究所のLorenaらの研究グループは、ADバイオマーカーと長期的な認知機能低下について検証した。 対象者:認知機能正常者(cognitively and bi […] 続きを読む