卓球プロジェクト

ADHD勉強会を始めてから、我が家では(特に夫が)気がけて長男(11歳)を外に連れ出すようにしています。

でも、雪や寒さでなかなか外に出られない日も多い今日このごろ……

先週末、夫は朝から長男をジョギングに誘い、-10℃の中二人で家を出ましたが、5分も経たないうちに帰ってきました。

長男「寒すぎ!! 顔が痛くて走れないよ。」

結局その日長男は(PCゲームは1時間に制限されているので)Wiiでひたすら卓球ゲームをしていました。

(この Wii は、一昨年COVID-19で数ヶ月自宅軟禁が続いていた時に、少しでも部屋の中で運動できれば、という目的で我が家に導入されました。)

 

一方、こんな状況でも何とか長男にしっかりと運動してほしい夫。

「卓球センターに行って、本物の卓球をしてこよう。」

と長男を誘います。

が、自宅でゆったりモードに入ってしまった長男には馬耳東風の様子。

しばらく粘っていた夫も諦めて、書斎で仕事を始めました。

 



 

そんな二人のやり取りをみていた長女(9歳)。

自分のメモ帳に何やら書き始めました。

そして、私の所にやってきてヒソヒソ声で話し始めました。

 

長女「お父さんにサプライズのプロジェクトを考えたの。一緒に手伝ってくれる?」

 

彼女のメモ用紙を見ると、そこには「たっきゅうプロジェクト」というタイトルの元、下記のような計画が書かれていました。

たっきゅうプロジェクト

Plan 00A(← 意味不明)
Goal: ミニたっきゅう(を作ること)

  1. (机の上を)ぜんぶ clean up する
  2. Racket(ラケット)をつくる
  3. ねっと(ネット)をつくる
  4. Golf ball みたいなものをつかって、ball(卓球ボール)にする
  5. Play with パパ
  6. Get better
  7. Beat パパ
  8. Celebrate
table-tennis-project-1

 

……どうやら、一生懸命長男を卓球に誘っていた父親に

「自宅卓球セットを作って喜んでもらおう」

という企画のようです。

企画書には、

「一度対戦して父親に完敗し、その後練習を重ねて最終的に父親に勝って勝利のお祝いをする」

所まで計画されていました。

 



 

その後長女は、

リビングに置かれている小さな台の上をせっせと片付け……

ダンボール紙をつなげて卓球ネットを作り……

どこからか卓球ボールを見つけてきて(だいぶ前にクラスの企画でもらったそうです)……

それっぽい卓球台ができあがりました。

 

私が唯一手伝ったのは、

長女「ラケットがうまく作れない」

といった彼女に、

「このスリッパを使ってみたら?」

と答えたくらい……。

table-tennis-project-2
▲ 長女の作った卓球セット

 

即席で作った卓球セットでしたが、意外にもよく work していて、しばらく長女と弟(6歳)と一緒に遊んでいました。

ある程度コツがつかめたところで、彼女は計画通り夫を連れてきて、一緒に卓球を始めました。

対戦結果は、

  • 初戦:夫の勝利
  • 第二戦:長女の勝利

……と、これまた計画通り。

長女「やったー!」

 



 

隣でWiiをやりながら、一連の流れを横目で見ていた長男。

長男「僕も遊びたくなっちゃった。」

と言って、Wii をやめてミニ卓球に加わってきました。

そしてその日一日、交代で対戦して、みんなで卓球を楽しみました。

 

……ありがとね☆

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