ある日曜日の午後、お昼ごはんが終わって食器を片付けようとしていた時、聞き覚えのあるオルゴール曲が流れてきました。
「アイスクリーム屋さんだ!」
焼き芋屋さんやお豆腐屋さんの定番の曲のように、アメリカでも「この曲が聞こえてきたらアイスクリーム!」という曲があり、
我が家の近くにも時折、この曲とともにアイスクリームトラックがやってきます。
今までは遠巻きに見ていただけでしたが、今回は次男(6歳)が
「アイスクリーム買ってきていい?」
と言って、自分の貯金箱を持ってきました。
すると長女(8歳)も、
「私もアイスクリーム買いたい!」
と言って自分のお財布を持ってきました。
長男(11歳)は、
「二人だけで行くのは心配だから、僕もついていくよ。」
と言って、3人とも行く気満々……
「じゃあ、みんなで行ってくる?」
と言ってはみたものの、アイスクリームがいくらするかなど全然わからないので、結局私もついていくことに。
アパートを出て一つ角を曲がると、アイスクリームトラックが留まっているのが見え、すでに近所の子ども達が何人が集まっていました。
列に並んでいる間に、トラックの横にかかれているメニューを眺め、欲しいアイスクリームを選びました。
長女「私はバニラアイス!」
次男「じゃあ、僕も!」
長男「僕はこのダブルのやつがいい。」
3つのアイスクリームを注文すると、全部で13ドル。
次男がせっせと貯めている貯金箱のお金では全然足りませんでした。
アイスクリームは想像していたよりもかなり大きなサイズでしたが、3人は気にせずかぶりつきました。
買ったばかりのアイスクリームを食べながら、1列に並んで帰っていると、
道の反対側を歩いていた老夫婦がニコニコとこちらを見ながら私に声をかけてきました。
「You have such happy kids!」
すると次男が、
「Because we are having ice cream!!」
と大声で答えました。
私は、
「アイスクリームを食べて幸せと感じること自体が幸せってことなんだろうなー。」
と思いながら、後ろから子ども達を眺めていました。