ferris-wheel

少し前に "Six Flags" というテーマパークに遊びに行った時の話。

絶叫系アトラクションをはしごした後、私達は観覧車でひとブレイク入れることにしました。

 

遠くに見える観覧車を目指して歩いていると、次男(6歳)が一言。

「あの観覧車、止まってない?」

でも観覧車って普段からゆっくり進むし、どーなんかなー、と思いながら列の後ろに並んでいると、程なくして真相がわかりました。

 

日本の観覧車は、ゴンドラがゆっくりと回っている間に係員がお客さんを次々と乗せていきますが、

この観覧車では、一度止まり、下にあるゴンドラ5台に次々とお客さんを乗せた後、また少し動いて次の5台に次のお客さん達を乗せていく、というシステムになっていました。

私は「かなり効率悪そうだなー。」と思いながら見ていましたが、もう並んでしまったので、とりあえず自分たちの順番を待ちました。

 

 

程なくして、私たちは5台のうちの1つに乗り込み、ゴンドラは上がり始めました。

しばらく上がった所で、大人達の予想通りゴンドラは止まりましたが、子供達は「え、なんで止まるの?」と少し不安げ。

また上がって頂上近くまで来た時点で再び止まり、私達のゴンドラは標高数十mの所で宙吊りになりました。

 

「また止まった。こんな所で止まってどうしたらいいの?」

と子供達。

夫は、

「このまま動かなければ、この鉄棒をつたって降りていかないとかも。」

と煽りました。

外にはビュービュー風が吹いています。

 

「えー、どうしよう。落ちちゃうよ。死んじゃうよ。」

と子供達はだんだんパニックモードに突入し、

「Hello!? Anybody!?」と叫び出す次男に向かって、長男(11歳)は「立っちゃだめ!揺れる揺れる!」と必死で静止し、その隣で長女(9歳)は泣き出しました。

 

 

こんな状態でわーわー叫びながら、私達のゴンドラは静止と再始動を繰り返し、なんとか地上付近まで降りてきました。

「よかったー。やっと降りれる。」

と子供達はやっと落ち着きを取り戻し、降りる準備を始めましたが……。

 

地上にいる係員は、なぜかゴンドラのドアを開けようとしません。

「え?」

と驚きの顔で係員を素通りすると……私達の乗るゴンドラは、今度はかなりのスピードで勢いよく回り始めました。

「えー!? Not Again!!!」

子供達は再びパニック。

ギャーギャー叫ぶ私達を乗せたまま、ゴンドラは観覧車とは思えないスピードで2周し、

その後にやっと止まって、係員が扉を開けてくれました。

 

「あー、怖かった。」

 



 

世にも恐ろしい観覧車でした。

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