毎年1月第3月曜日は、Martin Luther King Jr.の日です。今年は1月21日でしたが、その前後から、デイケアセンターの壁には多くのアフリカ系アメリカ人の偉人たちの写真が飾られていました。
先日、学校の個人面談(2回目)で長男・長女の教室を訪れた時も、子供達が調べてまとめ上げた、アフリカ系アメリカ人の歴史や偉人達の資料が廊下に貼られていました。
ある日、いつものように次男(3歳)をデイケアに送ると、次男が
「Mommy, do you know who this is?」
と、ホワイトボードに飾られたアフリカ系アメリカ人の人達を指さして聞いてきました。
それを見ていたJoedy先生が、
「彼に質問してみて。答えられるから。」
と話しかけてきました。
ホワイトボードには、オバマ前大統領、ミシェル前大統領夫人、テニスのウイリアムス姉妹etc...半分以上は知らない人達でしたが、多分知っておくべき人達なのでしょう。
私は、わかりやすく、マイケル・ジャクソンの写真を指差して聞いてみました。
私「Who's this?」
次男「It's Michael!」
さすがに何をしていた人かまでは答えられませんでしたが、家ではそのような話をしたことがなかったので驚きました。
これを機会にキング牧師やマルコムXなどの伝記を読みましたが、数十年前のアメリカであたり前のように浸透していた黒人差別に心が痛みました。同時に、その時代から今にかけて、よくここまで環境や人々の考えを改革する事ができたな、と、先人の努力に敬服しました。
(私のアフリカ系アメリカ人の友人はよく平気で肌の色を話題にしますが、その言動から卑屈な雰囲気は感じられません。)
今、私の子供達がどこまで理解できているかはわかりません。
けれども子供達には、日本ではあまり深く伝えられていない、アフリカ系アメリカ人の歴史について、数年かけて学んでもらえたらと思いました。