あるスタディで4重染色が必要な事があり、ラボ内にある
- Alexa-350
- Alexa-488
- Alexa-568
- Alexa-647
を使いました。
ラボにある蛍光顕微鏡でみてみると、
「うーん、やっぱり350が弱いけど、しょうがないよね。次は350だけ前日単染色でやってみよう。」
くらいの感じ。
でも、ある程度は予定通りの仕上がりなので、共焦点顕微鏡で撮影することに。
共焦点はうちのラボ内にないので、コア施設の顕微鏡を使わせてもらいます。
センターまでてくてく歩いて、いざ共焦点で写真を撮ろうとすると…
「あれ?」
スクリーン上で350が見えません。
レンズ上では、弱いながらも見えているのに
レーザーを確認すると、いつもDAPIで使うレーザーは405で設定されています。
ギリギリまでEmissionの波長を短い方に伸ばしてみましたが、やっぱり見えず。
「え、DAPIでみえるから、350でもOKだと思ってたけど、405じゃないとだめなのかな?」
Google先生に聞いてみると、同じような事を質問している人がいました。
それによると、
「350は普通の顕微鏡ではよく使うけど、コンフォーカルではほとんど使わないよ。
UVレーザーはあることはあるけど、コンフォーカルではcommonじゃない。
うちでは、DAPIやHoechstは405nmレーザーをよく使っているけど、
Alexa-350が405レーザーで綺麗に見えたことはないよ。」
という回答がありました。
念の為コア施設の担当の人にメールしてみると、
「それは良い選択じゃないわね。
350はUV励起を必要とするけど、その共焦点の一番短い波長は405nmだから。」
とのこと。
確かに、いくつか共焦点をみてきたけど、UVレーザーってみたことなかったな。
気にしてなかった…
でも、共焦点使う人達の間では常識なのかも。
私も使うんだったらメカニズムとかもっとちゃんと知っておかないとなー。
…反省…orz