去年の秋、アメリカから帰国した時、長男は小学6年生、長女は4年生でした。
帰国後、長男はすぐに受験生に
その後長男はクラスメイトの影響を受けて、2ヶ月間の受験生活に突入しましたが、
「この時期から大手の塾に行っても、授業にはついていけないだろう。」
と判断し、模試と情報収集用に個別指導塾に入って、あとはひたすら父親が家で指導するという方法をとりました。
我が家の長男(12歳)は、アメリカでは中学生でしたが、日本に帰国したら小学6年生になりました。 ……受験生です。 正直、受験は無理だと思っていた この時期に帰国する事はだいたい予想していたので、私達両親は彼が受験したくな …
長女の場合、まだ受験まで時間があるかと思いきや……
一方の長女。
受験まで2年3ヶ月の猶予があります。
ところが、大手塾の面接を受けると、塾長から、
「今は、昔よりも更に中学受験対策の開始時期が早まっているんですよ。大体、3年生の後期くらいから始めています。4年の秋は、中学受験を始めるにはギリギリのタイミングです。」
と説明を受けました。
しかも、4年以上アメリカで生活し、日本の小学校に通った事がなかった彼女は、日本語が少し不自由。
日常会話には支障ないものの、漢字の読み書きはほとんど身についておらず、そのために国語の文章読解にもかなりの難がありました。
また、国語と算数は、アメリカ在住中も日本の塾から教科書と模試を取り寄せて問題に取り組んではいましたが……理科と社会に関してはノータッチだったため、問題を読んでも「???」という感じです。
試しに模試を受けてみると、長男が受けたB校の合格判定は、算数・国語・理科の3教科受験で「E判定」。
算数だけは合格基準内にありましたが、国語と理科は箸にも棒にもかからない点数でした。
「……これは……厳しいかもね。」
理科→英語に変えて、算・国・英で受験したとしても、国語は必須科目。
国語のレベルなんて、一朝一夕で上がるものではありません。
それでも受験勉強を始めた
「でも、大丈夫かもしれませんよ。B校は算数が難しい学校なので、子供達はみんな算数で苦労するんです。ここが出来ていたら、後は何とかなるかもしれません。ただ、今の国語のレベルだと、授業にはついていけないでしょう。」
塾長はそうコメントし、長女は
「国語のみ個別指導の塾でトレーニングを積み、その他の教科は受験用の集団クラスで勉強していく」
というプランを提案されました。
……彼女は、2つの塾通いを始めました。
勉強しすぎ?
勉強嫌いの長男と違い、彼女は……ひたすら勉強しました。
毎朝6時に起きると、すぐに机に向かい、塾の問題を解いています。
週4回の塾通いを欠かす事なく、週2回は国語の個別指導塾に通いました。
そして、晩御飯を終えてから寝るまでの1時間ほどは、お父さんを占有して、算数の個人指導を受けています。
半年もたたないうちに、彼女は国語の個別指導塾を卒業し、5年生の春から全教科受験対策クラスで授業を受けるようになりました。
模試では偏差値を30以上上げ、「E判定」だったB校の合格判定は、1年足らずで、安定して「B判定」をとるまでになりました。
「……算・国・理でB判定だったら、英語選択にすれば安泰っぽいね。」
長男の受験対策に苦労した私達としては、拍子抜けするほどのスムーズさ……と同時に、ちょっと心配になるくらいのストイックさ……。
兄と妹を足して2で割ったら丁度いいのに……😓。
そんな彼女は、今……
そんな彼女はこの間、休日にB校の過去問を解きながら、
「B校の算数のこの問題、塾の問題集には出てこないよ。塾でこんな問題ばっかり解いてて、ホントにB校受かるのかなぁ。」
と、不安げ(とゆーか、不満げ)なコメントをしていました。
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―― その気概を持ち続けていれば……まあ、大丈夫だと思う、よ……。