ママ研究者の雑記帳

3人の子持ち研究員の、海外・研究・育児生活あれこれ

「グリア」の記事一覧

グリアを神経に変えて病気を治す…という論文には間違いがあったらしいーその2

先日、「アデノ随伴ウイルスベクターを使ってNeuroD1を過剰発現させ、アストロサイトをニューロンに形質転換する」という論文の間違いについて取り上げましたが [1]、 今回は「レンチウイルスで同じNeuroD1を過剰発現 […]
astrocyte-neuron-conversion-4

グリアを神経に変えて病気を治す……という論文には間違いがあったらしい

以前このブログで、「グリアに遺伝子改変操作を加えて機能性ニューロンに変化させる」という内容の論文を紹介しました。 上記2つはマウスのPtbp1をノックダウンしてアストロサイトをニューロンに変える [1, 2] という方法 […]
cell-rep-2021-tau-HMGB1-senescence-eyecatch

タウのオリゴマーはアストロサイトの老化および HMGB1 分泌を促し、神経障害や認知機能障害を悪化させる

神経変性疾患分野では、老化細胞 (senescent cells) への注目が集まっていると思います。 以前、老化したグリアを除去するとモデルマウスのタウ病理と認知機能が改善したという論文を紹介しましたが、 今回は、その […]
RhoAとミクログリア

健全なミクログリアの鍵はRhoAにあり?

脳内の掃除屋としてのミクログリア。 場合によっては炎症を引き起こし、困ったさんにもなります。   活性化ミクログリアは、その形態を劇的に変化させますが、ここで鍵となるのがサイトケラチンの再構築です。 Rhoa、 […]
astrocyte layer

大脳皮質にアストロサイトの層

大脳皮質には6層の興奮性神経細胞の層がある。 では、グリアの層は? 特に、アストロサイトは脳内の細胞の50%を占め、神経細胞の機能維持等、色々な役割を果たしている。   英ケンブリッジ大学のBayraktar, […]
somatic microglia-neuron junction

ミクログリアが神経細胞を触診し……

ミクログリアは、脳卒中、てんかん、精神疾患、神経変性疾患etc.、あらゆる病態において重要な役割を担っている。 ハンガリーのCserépら(Ádám Dénesのグループ)は、マウスやヒトの脳内で、ミクログリアが独特の動 […]
音と光でアルツハイマー病を治す(GENUS)

音と光でアルツハイマー病を予防

アルツハイマー病(Alzheimer's deisease:AD)では、神経活動が異常となり、これがさらにAD病理を悪化させる事が知られている。 ガンマ振動(gamma oscillations)と呼ばれる、神経活動の3 […]
老化細胞とタウ

老化したグリア細胞を除去すると、タウ病理と認知機能低下が軽減する

細胞の老化は不可逆的な細胞周期の停止に特徴的な分泌の表現型を伴う現象で、様々な細胞内および細胞外の要因から引き起こされる。 p16INK4Kという細胞周期停止タンパクは、加齢に伴う組織の変性を促し、動脈硬化や関節炎などに […]