「今年の夏は帰って来られる?」
実家から電話がありました。
昨年末にアメリカから帰国したものの、仕事や子供の受験などでバタバタして、帰省する事ができず、まだ両親に直接会えていません。
ビデオ通話でよく話しているので、そこまで離れている感覚はないのですが、やはり家族で帰省したいところ。
……なのですが……
「うーむ……。」
仕事等の都合が合わず、今年の夏に家族全員で帰省するのは諦める事になりました。
でも、数年離れている間にすっかり大きくなった子供達を、両親に会わせたい。
とゆーことで、今年の夏は、子供達だけで私の実家に帰省することになりました。
子供達だけでの遠出は初
これまで、子供達だけで遠出することはありませんでした。
いつも、家族全員か、私達両親のどちらかが付いて行っていました。
長男は中学に入ってから県境を超えてクラスメートと遊びに行くようになりましたが、私の実家は、新幹線と高速バスを乗り継いで5時間以上かかります……ふらっと隣県へ、という距離ではありません。
「でも、まあ、長男くんがいてくれたら大丈夫かも。他の2人も長男くん以上にしっかりしてるし!」
という事で、私は新幹線の駅まで送り、そこから実家近くまでは長男が先導して、子供達3人だけで向かう事に。
当日、子供達だけで新幹線に乗り込み……
当日の朝。
私達はバスで新幹線乗り場まで向かいました。
ホームで新幹線が来るのを待ちながら、私は、
「子供達だけで遠出になったんだな。」という感動と、
「本当に子供達だけで無事にたどり着けるかな。」という不安とで複雑な気持ちでした。
けれども彼らにとっては、あまり大した事ではなさそう。
予定の新幹線がホームに到着すると、
「じゃ、行ってくるねー!」
と、元気に乗り込んでいきました。
無事に到着、そして実家を満喫
「新幹線、速いよ!」
子供達は、どんどん通り過ぎていく窓の外の景色の動画や、マップ上の現在位置を送ってくれたりしながら、実家までの旅路を報告してくれました。
そして、彼らは無事、私の実家に到着。
両親が趣味で作っている畑の収穫を手伝ったり、観光名所を回ったり、夜は花火をしたり……と、かなり楽しい時間を過ごせたようです。
3日後、彼らは元気に帰ってきました。
「ただいまー!凄く楽しかったよ!また行こうね!」
・
・
・
今年の年末こそは、家族全員で帰省したいと思います。