夏休み中、子供達はプレイデートやパーティーなどで仲の良い友達と遊んでいました。
その時、親たちの間で必ず話題になっていたのが、「クラス替え」です。
親1「子供達が次も同じクラスになれるといいけどねー。発表はいつ頃だったっけ?」
親2「確か8月23日だったと思うよ。」
親3「その頃だね。あー、同じクラスでありますように!」
私は、「ん?発表ってなんだ?入試の合格発表みたいに学校の壁にクラスが張り出されるのかな?」と思い、
「皆どうやってクラスが分かるの?」
と聞きました。
親1「えーと、どうやってわかるんだっけ?メールが来るんだったかな?」
親2「郵便で来たと思うよ。」
親3「学校のポータルサイトに入ってみるんだったような…」
皆もよく覚えていませんでしたが、とにかく何等かの方法で新しいクラスを知るようになるとのこと。
とりあえず連絡を待ってみる事にしました。
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さて、8月23日になり、「ポータルサイトで確認でもしてみようかな…」と思っていたころ……
「おめでとう!〇〇(子供達の名前)は9月3日から新しいクラスで新しい一年を過ごします。
〇〇の担任の先生は△△先生です。」
と、長男(新4年生)と長女(新1年生)それぞれのクラスの担任の先生を知らせるメールが届きました。
そして、しばらくすると、長女と一番仲の良い Tylor君のお母さんからSNSが届きました。
「〇〇(長女)は誰先生のクラスになった?
Tylorは◇◇先生のクラスよ。彼女が同じクラスかどうか、とても心配しているの。
ぜひぜひ同じクラスでありますように!」
(あー、担任の先生の先生の名前違うなー。今年は違うクラスになっちゃったな。)
と思いながらSNSを返すと、
「あー、可哀想なTylor!
彼は彼女がいつか日本に帰る事を今から心配して悲しい気持ちになっているのよ。
それまでは彼女は一番の友達だって言ってるから、これからも一緒に遊んであげてね。
彼はお昼休みアレルギーテーブルで食べる事になっているから、もしよければ、お昼ご飯の時に彼女もアレルギーテーブルにきてくれないかしら?
そしたらお昼の間だけでも2人は一緒にいられるわ。」
との事。
いい友達ができてよかったなー。
と、思いながら、SNSを返していると、
今度は別の子の親からSNSが届きました。
「あなたの子は誰先生のクラスになった?うちは▽▽先生のクラスだったよ。
どうかどうか同じ先生と言って!」
それからも何通かSNSが届き、誰々はどこのクラスだとか、直接連絡先を知らない子達の情報も伝わってきました。
どうやら、クラス替えは子供や親たちにとって一大イベントのようです。
学校からは、別のメールが届き、先生たちが品定めした文房具を半額で購入できるサイトと、そのパスワードが伝えられました。
そのサイトで必要な物を購入し、後日届いた文房具たちに名前を書きました。
……もうすぐ、新学期がはじまります。