11月3日は、アメリカ大統領総選挙の日です。
この日に向けて、
トランプ氏、バイデン氏、両陣営の激しい総力戦が続いています。
アメリカの選挙戦で驚いたのは、
かなりのネガティブ・キャンペーン合戦なこと。
特にトランプ陣営の方は、
相手陣営に対する誹謗中傷を毎日のように放映しており、
そのうちのほとんどはこじつけと思われる内容に感じます。
(例えば、最近の暴動の裏にバイデンが関与していているetc...)
私の家の周りは、ほとんど「バイデン派」と思われ、
近所の家々の庭や歩道の植え込みなど、
至るところに、バイデン氏のロゴの看板が掲げられています。
ラボのメンバーも全員「バイデン派」のようで、
Facebookでは、
手作りのロゴ看板を3つ作って家の庭に掲げた写真や、
なぜバイデン氏を選ぶべきかを長々と綴った説明等が、
多く投稿されています。
研究室内で同僚と選挙の話になった時、
「私は今まで選挙に行ったことはなかったけど、
今回はバイデンに投票する。
トランプは科学を馬鹿にしているから
絶対再選してほしくない。」
と、その人にしては珍しく、声を荒げていました。
私の住むフィラデルフィアは、フロリダと並んで
「選挙戦の鍵」となる州ということで、
先日はバイデン氏を推薦するため、オバマ前大統領が演説に来ていました。
私の周囲や都市部の人達の間ではかなりバイデン色が強いですが、
地方の白人層の間ではトランプ派が多いそうです。
また堂々とトランプ派といえない雰囲気もあるので、
隠れトランプ派などを入れて全体的にみると、
丁度半々か、若干バイデン有利、
という感じに見積もられているようです。
私は、アメリカにはパリ協定を離脱してほしくないし、
COVID19対策等、トランプ政権の政策には首を傾げる事が多いので、
選挙権があればバイデン氏に投票したいところです。
ただ、バイデン氏陣営の政策もあまり具体性を感じずわかりにくい印象なので、
「トランプ vs バイデン」
というよりは、
「トランプ vs トランプ以外の人」
といった構図に感じてしまいます。
まあ、いずれにしても、私には選挙権がないので、
ただ傍観する事しかできませんが。
……選挙は明後日です。