先日、次男(4歳)が、鉛筆で描いたアンパンマンの絵を見せてきました。
「わあ、アンパンマンだね。誰に描いてもらったの?」
と聞くと、
「僕が描いたんだよ!」
との事。
普通の会話であれば、「そうなの!すごく上手だね。」etc.となるところですが、その時の私には次男が描いたとは思えませんでした。
というのも、数カ月前まで次男が描いていた絵は、説明してもらわないと何を描いたのかわからないようなものばかりだったからです。
最近お兄さんやお姉さん達の影響を受けて良く絵を描くようになり、とても上達してきたな、とは思っていたのですが……
その成長スピードをもってしても、ここまでの絵は描けないだろうというのが正直な印象でした。
「ほんとだよ。僕が描いたんだよ。」
と言って、長男(9歳)や長女(6歳)にも見せていましたが、
「僕たちが描いたんじゃないけど、これはうますぎるから保育園で誰かに描いてもらったのかな?」
と、彼らも私と同じような反応を見せました。
「ほんとに自分で描いたんだったら、もう一回僕たちの前で描いてみてよ。」
と長男にけしかけられ、
「いいよ。」
と言って次男は鉛筆を手に取りました。
そして彼は、私達の目の前で、同じクオリティーのアンパンマンの絵を描き始めたのです。
「え?本当に自分で描いたの?」
と聞くと、
「そうだよ。最初からそう言ってたでしょ。」
と次男。
これには家族全員が驚き、次男を疑った事を皆で謝りました。
子供達が赤ちゃんだった頃、よく
「子供って、昨日までできていなかったことがある日突然できるようになるってことが多いな。体の成長曲線はスロープ状だけど、身体能力の成長曲線は階段状だな。」
と思う事がありましたが、
これくらいの歳になってもやっぱり階段状なんだな、としみじみと感じました。