勤労感謝の日の数日前。
次男(小2)は、学童で、働くお父さんのためにプレゼントを作ったようです。
「これ、お父さん喜びそうでしょ!」
「おー、素敵なコーヒータイムセットだね!」
コーヒー好きのお父さんが喜びそうなプレゼントです。
プレゼントのメッセージは……
彼はやや興奮気味に続けました。
「僕、とびっきりのメッセージを書いたんだよ!お父さんに伝えたい事を書いたんだ!」
―― さらにメッセージつきとは良き良き♪
……と、思いながら私が「なんて書いたの?」と尋ねると、
「あのね、『おとうさん、おねがいだからおこらないでね。ひゃくえんあげるから』って書いたの!これを読んで、もう怒らないでもらえるように。」
「ん……?」
ささやかな反抗期
彼は部屋の片付けなどで主人から注意を受ける事がありますが、最近は素直に「はい」という変わりに、「お父さん、怒りん坊にならないでよ。」と口答えをするようになっていました。
私からみると可愛らしい第一次反抗期ですが、主人としてはあまり快く思ってはいないよう……。
この文章はちょっと火種になりかねません。
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「このメッセージだとお父さん逆に怒っちゃうかもしれないから、今回はお母さんがもらっておこうか。まだ勤労感謝の日まで時間があるから、別のプレゼントつくる?」
と話を持ちかけてみると、
「えー、ますます怒っちゃうの!?それは困る!別のプレゼント作るから、お母さんのお仕事場に持っていって、お父さんから隠してね。」
と言って、彼は子供部屋に籠もり、別のプレゼントを作り始めました。
うーん……可愛いメッセージではあるんだけど……ごめんね。