夏休みの課題⋯⋯で子どもたちが最も頭をひねるのが自由研究。
長女(小6)と次男(小3)は自分達で課題を決めて、着々と自由研究に取り掛かっています。
ここでいつも腰が重いのが、長男(中2)。
去年は、長女の自由研究を丸写しにして、学校に提出していました。
そして今年は⋯⋯同じ戦略で乗り切ろうと思っているようです。
「自由研究できたら教えてよ。写させてもらうから。」
―― いや、ちょっと待て。
「ちょっとさー、流石に中学生が小学生の自由研究を写して『ハイ、できました。』ってどうなの?」
大人たちが苦言を呈すと、
「えー、うーん、まあ⋯⋯そうだね。」
と言って彼は、そのまま口を閉じました。
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そして翌日。
ベランダに、蓋の空いたペットボトルが2本、チョコンと出現しました。
「なにこれ?」
私が尋ねると⋯⋯長男の自由研究⋯⋯とのこと。
「前、口をつけたお茶は腐りやすいって言われたからさ。ホントかどうか、調べるんだ。こっちが一口飲んだヤツで、こっちが口をつけていないヤツ。」
⋯⋯なんとまあ、コスパの良い自由研究。。。
ペットボトルのお茶を一口飲んで日向においておくだけで、あとはカビが生えてきたらささっと記録すれば良い、と考えたようです。
―― 極力労力をかけない方法を考えつくのは天才的だな。
と感心しますが⋯⋯
できれば、「いくらでも労力をかけてもいい」と思えるものに、いつか出会ってもらいたいものです。