R は色々なグラフィックスが作れて嬉しくなる。
作成した図表をそのまま R Markdown で出力できるのも魅力の一つだが、場合によっては、別のソフトで編集したいときも。
私の場合、Figures 等を作るときの最終的な整形は illustrator を使っている。
この時、R のグラフを EPS ファイルでの出力が必須。
後の編集が断然しやすい。
EPS ファイルで出力する方法: ggsave()
ファイルの出力は、
ggsave(file="ファイル名.eps")
で行う。
ggsave(file="file_name.eps", dpi = 300, width = 4, height = 4)
出力のオプション色々
ggsave(
filename.eps,
plot = last_plot(),
device = NULL,
path = NULL,
scale = 1,
width = NA,
height = NA,
units = c("in", "cm", "mm", "px"),
dpi = 300,
limitsize = TRUE,
bg = NULL,
...
)
filename
ファイルの名前。
作成したグラフの名前を、"○○.eps" という形式で記載する。
plot
保存するプロット。
デフォルトは、最後に表示されたプロットになる。
device
出力したいファイル形式。
- eps
- ps
- tex (pictex)
- jpeg
- tiff
- png
- bpm
- vg
- wmf (windows のみ)
path
保存する場所。
デフォルトは、そのファイルが入っている作業ディレクトリのフォルダ。
フォルダ内の特定のフォルダ (e.g. folder1) に入れたい場合は、" " で括って
"folder1"
のように記載する。
scale
スケール。
width, height, units
- width : グラフの横幅
- height : グラフの縦幅
- units : 上記2つの数値の単位
単位は、"in", "cm", "mm", "px" などが指定できる。
dpi
解像度。
必要な解像度は、
- retina : 320 dpi
- print (論文投稿で求められるレベル) : 300 dpi
- screen (パワポのプレゼンで使用するくらいなら十分なレベル) : 72 dpi
limitsize
限界値の設定。デフォルトは TRUE。
TRUE にしておくと、50 x 50 インチを超えないように作図される……ってゆーか、50 x 50 インチ以上って、どんだけ大きいグラフやねん……。
bg
背景の色。
bg = NULL
にしておくと、プロットのテーマの背景色になる。
SVG ファイルで出力する方法: ggsave()
時々 EPS で保存したときに情報が抜け落ちる事があるので、その代替案として、SVGで保存し、イラレで開いて編集する事もある。
svg ファイルも eps ファイルと同様に ggsave() で保存可能。
けど、その前に "svglite" パッケージをインストールしておく。
install.packages("svglite")
library(svglite)
で、ファイル名を "○○.svg" にして保存する。
ggsave(filename="ファイル名.svg")
References
ggsave() is a convenient function for saving a plot. It defaults to saving the last plot that you displayed, using the size of the current graphics device. It also guesses the type of graphics device from the extension.