ある日、メールの受信箱に、小学校から連絡が届きました。
次男くん(6歳)が視力のスクリーニング検査をパスできませんでした。
後日自宅にスクリーニング結果の用紙が届きますので、
眼科で再検査を受けてきてください。
私「なぬー!長男に引き続き次男までもメガネに!?」
長男(11歳)は、小学校3年生の時に視力検査にひっかかり、メガネ少年になりました。
その後もゲームなどの生活習慣を改める事ができず、2年後に再び(メガネ付きの状態で)ひっかかり、更に度の強い眼鏡になりました。
視力回復トレーニング開始
最近次男は、ドリームボックスという算数アプリにハマっていて、iPad をみている時間が長かったので、このままだと視力が落ちるんじゃないかと心配していた矢先の出来事でした。
ある日、次男(5歳)が、 「お母さん、この問題がわからないから教えて」 といって、iPad をみせてきました。 その内容をみると、彼は3桁の繰り下がりのある引き算をしていて、私は驚きました。 というのも、つ …
その日の夜、メールの内容をみんなに話すと、
夫「でも、iPadに齧りつくようになったのはここ数ヶ月の話だから、 まだ仮性近視の状態かもしれない。
トレーニングで回復可能かも!」
ということで、夫は YouTube で視力回復トレーニングの動画を探し出し、
以降、「近くと遠くを交互にみるトレーニング」を1日数回みんなで行う事にしました。
その間、iPad のドリームボックスは禁止で、学校の宿題で必要なときには、TVに接続して大画面でみるようにしました。
しばらくして学校のスクリーニング結果が郵便で届きましたが、
私「うーん、なんて書いてあるのか読めない……」
先生の字が汚……もとい個性的な形をしていて、次男の視力がどうなっているのかイマイチよくわかりせんでした。
唯一分かるのは、
「スクリーニングで引っかかり、眼科に行かなければならない」
という事。
私達は次男の眼科予約をとり、その前日まで視力回復トレーニングに勤しみました。
眼科受診当日
そして迎えた眼科受診当日……
眼科は眼鏡屋さんと一体化していて、受付で手続きをしている間、お店の人から
「どのメガネがいいかな?待っている間にどんどん選んでね。」
と、もうメガネを買う前提で話を進められました。
私は「あんなにトレーニングしたけど、やっぱりメガネか……」
と、ちょっと悲しくなりながら、次男に合うフレームを一緒に選んでいました。
しばらくすると、奥の検査室に呼ばれて、次男の検査が始まりました。
先生はアジア系の女性のDr.で、視力だけでなく眼底の様子なども詳しくみていただきました。
普通の視力検査はアルファベットを読ませるタイプのものが多いのですが、次男くらいの子はアルファベットを間違ってスクリーニングに引っかかる事がある、とゆー事で、
視力検査はアイコンの様な絵を見せて、どこまで小さな絵が見えるかチェックしてもらいました。
再検査結果は……
全ての診察が終わり、先生の口から出てきた言葉は、
先生「すこーしだけ、遠視(far-sighted)ですね。」
私「え?遠視!?」
先生「そう。でもほんの少しだから、メガネも要らないくらい。まだ6歳だし、これから成長するにつれて近視のリスクが増えてくるから、むしろそのバッファーと思ってくれてOK。他は至って健康!」
なんと、次男がスクリーニングに引っかかった理由は、(メガネが要らない程度の)遠視でした。
近視だとばかり思っていたので、拍子抜けです。でも、
私「近視じゃなくてよかったー!しかも今後の近視リスクのバッファーになるって、逆にラッキーじゃん。」
と、なんとなく得をした気分になりました。
メガネ屋さんの襲撃を躱して帰宅
検査室から出てくると、メガネ屋さんの受付の人たちが待ち構えていて、
「どのフレームにするか決めた?レンズの情報はもらっているから、あとはフレームを選ぶだけよ!」
と、目をキラキラさせながら話しかけてきました。
私は、Dr. からメガネ不要と言われた旨を丁寧に説明しましたが、
受付のお姉さん「でも、私達は全員にメガネの使用を勧めているの。次男くんはちょびっと遠視だし、今の時代はPC画面をみている時間が長いから、ブルーライトカット機能のメガネとか必要だと思うの。」
と、あくまでもメガネの購入を勧めてきてちょっと困りました。
丁度その時、夫が検査結果を聞くため仕事場から電話をかけてきて、
夫「いや、先生が要らないって言ったんだったら要らないでしょう。」
と言われたので、その言葉に後押しされて
「今回は見合わせます。」
と何とか断ることができました。
視力回復トレーニングがルーティン化
今回、次男のメガネは免れましたが、この機会に、我が家では iPad は極力使わず、気がついたときには視力維持トレーニングをする、という事が家訓に加わりました。
体の健康と同じく、目の健康にも気をつけていきたいです。