covid-vaccine-astrazeneca

11/9 (Mon):Pfizer社/BioNTech社[1, 2]

11/16 (Mon):Moderna社 [3, 4]

そして今週月曜日はAstraZeneca社/Oxford大学 [5, 6, 7] と、月曜日は「ワクチン発表日」という感じです。

 

AstraZeneca社/Oxford大学のワクチンの治験では、

参加者11,363人中131人がCOVID19に感染し、ワクチンのefficacyは70%との事。

 

2回のfull dose で62%、1回のhalf doseで90%のefficacyと、ちょっと「?」な結果ではありますが、

half doseを接種された参加者は2,741人しかいないそうなので、人数が増えると数字も変わってくるのかもしれません。

他には、

このワクチンは少量投与で免疫を刺激してT cell産生を促すけれども、booster shotに反応するだけの抗体産生は行わないとか、

色々憶測はあるようですが、しっくりとした説明は難しいようです。

 

「efficacy 90%以上のワクチンが2つも報告されているのに、

 efficacy 70%のワクチンに需要はあるの?」

 

と思われそうですが、

Pfizer社/BioNTech社とModerna社のワクチン産生数/月には限りがあり、みんながワクチンを接種できるまでには数ヶ月以上かかります。

また、今回のAstraZenecaのワクチンは、上記2種のワクチンよりかなり薬価が安く抑えられるということで、発展途上国など、高価なワクチンに手が出せない人達にも届けることができます。

さらに、このワクチンは冷蔵庫で半年間保存可能なので、これも保管設備が整っていない発展途上国の人達に朗報です。

Pfizerワクチンは-70℃、Modernaワクチンは-20℃で保存する必要があります。

Modernaワクチンは冷蔵でも1ヶ月はもちますが、AstraZenecaワクチンはこれを上回り、更に使い勝手の良いワクチンといえるでしょう。

 

AstraZeneca社の発表によると、2020年末までに2億個のワクチンを製造し、1億人に接種可能ということです。

References

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