うちには現在、魚の水槽6槽の他、ゴーヤやフウセンカズラなどの植物をリビングで育てています。
学校で「生き物係」をしている長女(小5)は、自宅でもやっぱり「生き物係」。
冬は植物たちを少しでも暖かくしてあげようと、彼女は、日中に大きな鉢を移動させて、少しでも植物達に日が当たるようにしています。
ところが、日当たりの良いその場所は、リビングの真ん中の、テレビの真ん前。
まあ……邪魔です。
以前、豆苗の水耕栽培の鉢がリビングの真ん中に置かれていて、知らずに蹴って水をこぼしてしまったこともありました。
でも長女は、時に植物達をスケッチをしながら一生懸命に育てているので……みんなは彼女の指示に従って、迂回して歩いています。
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そんなある日の事、長男(中1)がチャンネルを変えようと、テレビに近づきました。
すると、
「あ、だめ!フウセンカズラに近づかないで!花が落ちちゃう!」
長女が厳しい声を上げました。
「えー、大丈夫だよぅ。」
長男は、(普段どおりの)緊張感のない返事。
この返事が、彼女の気に触ったようです。
「大丈夫だなんて、どうやってわかるの?長男くんはお魚も plant も全然世話をしてないじゃない!」
通常なら、空気がピリピリしそうなシチュエーションですが、この息子は、「相手のイラつきに動じない」という、とても羨ましい性格の持ち主。
長男「えー、僕だってみんなと一緒に世話をしてるよぅ。」
長女「何もしてないでしょっ。何をしてるか、言ってみてよ。」
―― あー、ちょっと険悪な雰囲気になりそう……。
と思ったその時、
長男「温かい目で見てる。」
彼はそう言って目を細め、フウセンカズラに ”温かい” 眼差しを向けました。
長女「……😦」
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……日本語がだいぶ上手になったね。