先日、せっせと書いていた、米国国際グラントの Letter of Intent。
現在、2つの国際グラントを申請準備中。 とにかく書くこと多くて萎えるけど、もらえる金額も桁違いなので、これからも頑張ってどんどん出していきたいところ。 ……とは言っても、慣れない単語などで時間を使うことも多く、「このセク …
結果、2個申請中、1つは reject、もう1つは Full Proposal でした。
1つでも次のステップに進めて、ほっと一安心。
Reviewers のコメントをチェック!
で、大切なのは、reject された方のグラントの reject 理由をチェックすること!
私は去年も同じグラントに申請したのですが、Reviewer 2人のうち、1人はOK、もう1人はrejectという判定で、最終的に落とされていました。
前回の申請書と同じテーマで申請すると、「今回は同じ内容で申請しているか、それとも別のテーマで申請しているか」を問われます。
そして、前回と同じテーマの場合は、その旨を記載し、前回指摘された点をどのように改善しているかを説明し、前回と同じ Reviewer に査読してもらいます。
とゆーことで、落とされたグラントのコメントを見ると……やっぱり同じ Reviewer がとても厳しく、そして的確にコメントしていました。
前回よりも、だいぶ練られた計画書になっている。
ただし、やはり今回の内容も overambitious だと感じる。
この内容は、3年の期間内に $300,000の予算ではできないと思う。
……鋭い。
期間と金額についての実現可能性が重要
後に、国際グラントを獲ったことのある上司に相談すると、
「日本だと話を盛りに盛って書くって感じのところがあるけど、アメリカはそこんとこシビアだからね。ちゃんと期間内にできる内容かとか、予算内でできる内容かとか、細かくチェックされるよ。
そのあたりの計画内容に無理があると、"Too ambitious" と書かれて落とされる事がよくあるよ。」
とのこと。
なるほどー!
このアドバイスを意識しながら、私は 1st Stage をクリアした、もう一つのグラント(3年間で $200,000)の Full Proposal を書いていきました。
ポイントは、「決められた期間内に、決められた予算でしっかりと実現できる計画かどうか」
アメリカ研究界での常識も大事
「予算と期限」を意識しながら、私は1st draftを書き上げ、アメリカ人の元同僚に原稿を見てもらいました。
すると、
「凄くよく書けてるけど、この予算のところ、1年で国内会議に3回出席って書いてあるけど、1つのグラントで1年に3回賄うのは多いと思う。」
というコメントが返ってきました。
「旅費」については、ちゃんと指定された金額より少ない値で算出していましたが、金額だけではなく、学会の回数などもちゃんと計画的に書かないといけないようです。
このような、彼らにとっての「常識的な数字」については、一つ一つ、彼らに聞くしかありません。
私は彼のアドバイスに沿って、予算計画の項目を書き換えていきました。
いざ、提出!
「今回の Full Proposal は絶対に通したい!」
という並々ならぬ勢いで、私は申請書を書き上げ、締切時間ギリギリに提出しました。
「……今回は頑張った!」
かなり時間をかけて構想を練ったりしたので、内容には満足です。
受かってほしいっっ!