resignation-letter

先日、今年の9月いっぱいまで今のラボでの雇用を延長してもらう事が決まり、秘書さんがそのための手続きを進めてくれました。

彼女の説明によると、ポスドクは1年契約しかできないので、一度来年度までの1年雇用延長の手続きを行った後に9月いっぱいで辞任、という形を取る必要があり、

その旨を記載した辞表をPIにメールで提出しなければならないそうです。

 

辞表の内容は秘書さんがテンプレートを送ってくれたのですんなりとかけたのですが、

手続き上の事とはいえ、お世話になっているPIに辞表を提出するというのはなかなか気がひけました。

 

そこで、メールに「辞表を提出する」と書いた後に、

  • この辞表を提出する事で寂しい気持ちになるとともに、PIとCo-PIがどれだけ多くのものを私に与えてくれ、それらがどれだけ私に影響を与えたかを思い起こした事
  • この職場で働く事ができてとても幸運だった事
  • 残りの期間も全力で働き、学び続けるつもりでいる事

などの言葉を添えました。

 

ほとんど "辞表提出" という後ろめたさを払拭するために添えたようなものでしたが、PIから下記のような返事が返ってきました。

Thanks very much for sending the resignation letter.
It has been a great pleasure working with you.
Your commitment to research, your hard work, your intelligence and best of all your ability to communicate both verbally and in writing make you an outstanding trainee and collaborator.
The last few years you have been working with Co-PI have made him a very happy man.
You will always have a home in XXXX and we look forward to future collaborations.

 

普段は極端に簡潔なメールを好むPIから、このような心のこもった返事を受け取り、私は胸を打たれました。

「これからも時々このメールを見返して自分を鼓舞しよう」

と思ってメールにフラッグを立てたのですが、よく考えたらラボを移った後はこのメールアドレスは使えない事に気づき、

内容が消される前に、このブログに書き留めておくことにしました。

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