ある日、自宅に帰ってリビングのドアを開けようとすると、
「だめ!今まだドアを開けないで!」
長女から厳しい声が飛んできました。
自宅にバスケットリングを作製
許可を得てリビングに入ると、ドアの上には細長い棒で作られた、直径30cm程度の輪っかが、テープでぐるぐると固定されており、その輪っかからはビニール袋がぶら下がっていました。
私「えーと、これは何かな?」
私が尋ねると、
長女「バスケットゴールだよ。今、体育の授業でバスケットボールをやってるから、家で練習しようと思ってるの。」
とのこと。
そして彼女は、バスケットボール級のボールを持ってきて、「えいっ、えいっ!」と輪っかに向かって投げていました。
彼女は体育の予習も欠かさない
彼女はこれまでにも、
体操の時には側転の練習……
走り幅跳びの時には、幅跳びの練習……
ハードル走のときには、台を飛び越えてハードルの練習……
と、体育で授業内容が変わるたびに、自宅で練習をしていました。
そして今度はバスケット……
「しかし、まさか、バスケットゴールを手作りするとは……」
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体育の授業にまで手を抜かない、克己女子でした。