先日、次男(6歳)が学校でポピュラーになった、と話している出来事について書きましたが、
最近、次男(6歳)の会話の中に、ちょこちょこ Alexa という女の子の名前が出てきます。 次男「Alexa が隣のクラスで僕の事をいっぱい話しているから、僕、学校でポピュラーになっちゃったんだよ!」 &n …
我が家ではもう一人、ポピュラー云々……を時々口にする子がいます。
……中学生の長男(11歳)です。
長男「僕は一番ポピュラーなグループにはいないけど、ポピュラーな人達みんなと仲がいいから、あるいみポピュラーだと思う……。」
彼のいうポピュラーな人とは、目立っているとかイケているとかいう類の人達の事。
大体スポーツが得意だったり、言動がクールだったり……そんな感じの曖昧な基準で人気度が決まるようです。
アメリカの高校とかだと、男子はフットボール部、女子はチアリーディング部などに在籍していると人気度が高かったり……。
私も小中学生の頃、クラスでの立ち位置とかグループランクのようなものを気にしていた事があったので、気持ちはよくわかります。
ただ、大人になってからは、いわゆる人気度のようなものはあまり気にならなくなりました。
今になって振り返ると、
「あの頃、あの小さな社会が全て、みたいな感じだったけど、世の中は全然そんなんじゃなかったな。」
という思いがあります。
当時人気者だった人達が大人になってからぱっとしないこともありますし、逆に当時目立たなかった人達が社会でメキメキと活躍している事もあります。
学校生活での暗黙のルールみたいなものも、その小さな社会でのみ通用するものであって、全世界で通用するわけではありません。
もちろん、社内での派閥とか、ママ友グループでの権力争いなどの話も聞くので、大人になったら人気度を気にする人達がゼロになる、というわけではないと思いますが、
少なくとも、"その人達と関わらない" という選択をとる事が可能です。
生活の場所を選べば、そんな事に多くの時間と労力を使う必要なく、生きていけます。
これはイジメに対してもいえる事だと思います。
私のいた学校では、毎月のようにイジメの対象となる子が変わっていて、私もある集団から1年くらい総シカトされた事がありました。
今となっては、自分のどのような言動が人を不快にさせるのか考えるいい機会になりましたが、当時はやはり辛かったですし、学校の休み時間が苦痛でした。
イジメというものは、動物の性みたいなもので、社会が狭ければ必ず起こる現象なんだと思いますが、そこから一歩出て外から眺めてみると、その集団自体がいかに小さなものかがわかると思います。
■東京海洋大客員助教授・さかなクン 中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩(せんぱい)が3年になったとたん、無視されたこともありました。突然…
今は、子どもたちの様子からイジメのような雰囲気は感じられませんが、もし学校でいじめられたら、いつでも転校できる、どこにだって行ける、と話しています。
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と、まあ、息子の何気ない一言からかなり老婆心的な考えを展開してしまいましたが、
今のところ、大きな問題もなさそうですし、
いきなり大人目線な話をしても、多感な中学生のコミュニティに属する子には全く響かないと思うので、今は彼との会話を楽しんでおこうと思います。