我が家では、私が夕飯の支度をしている間、子どもたちは居間やダイニングで勉強し、主に夫が付き添って勉強を教えています。
ある日の事、キッチンで野菜を切りながらみんなの会話を聴いていると、長女(8歳)が国語の問題を続けて間違えて、だんだん機嫌が悪くなってきたようでした。
次の問題で夫が「ここ、違うね。」と言った途端、長女は「わーん」と泣きながらソファーに駆け込み、突っ伏してしまいました。
夫が「間違う事は悪いことじゃないんだよ。」と話しかけても、彼女の耳には届きません。
すると隣で自分の勉強をしていた次男(5歳)が、夫を優しく諭してきました。
次男「お姉ちゃんにあんまり too much 言ったらだめだよ。」
夫「え?僕の言ったこと too much だった?」
次男「うん。こんな時はフルーツをあげたらいいよ。」
そう言うと、次男は冷蔵庫からオレンジを取り出して長女のところへ持っていきました。
次男「ほら、お姉ちゃんフルーツだよ。元気だして。」
長女は彼の手にあるオレンジをちらっと見ると、起き上がって食べだしました。
(彼女は自他ともに認めるフルーツ大好き女子です。)
そして食べ終わると、またダイニングの机に向かって勉強をはじめました。
次男「ね?僕の言ったとおりでしょ?」
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姉弟の絆は、親子の絆よりも強いようです。