先日、子供達とじゃれあっていた時のこと。
「お母さん、おんぶして。」
長女(小5)のリクエストに答え、彼女をおんぶしました。
もうだいぶ重くなりましたが、それでもまだ、おんぶをしながら20回程度スクワットできるくらいは余裕があります。
「わー、凄い!」
おんぶスクワットに大興奮の子供達。
次男(小2)はさらに余裕でしたが、長男(中1)は、流石に重すぎて1回しかできず、逆におんぶしてもらいました。
プレイタイム終了後
子供達とのプレイタイムが終了し、
「ふう、今日はかなり運動になったな。」
と、洗面所に顔を洗いに行きました。
すると、そこに長女が現れました。
長女「お母さん。」
私「なあに?」
先程の楽しそうな表情と違い、何やら神妙な面持ち。
―― なにか相談事かな?
死んだらどうしよう
長女は、たどたどしく続けました。
「あのね。さっきお母さんにおんぶしてもらって嬉しかったんだけど、いつかお母さんが死んじゃったらどうしようって思っちゃったの。お母さん、ずっと元気でいてね。」
―― ん?こんな会話は以前にも誰かとしたような……。
私は以前、長男が「家族が死んだらどうしよう」と言い出した時の事を思い出しました。
少し前、長男(10歳)が学校に行けなくなり、数日間学校をお休みしました。 いじめにあった、というわけではなく、ただ涙が止まらなくなり、授業を受けられる状態ではなくなったのです。 なぜ涙が止まらなくなったかというと、 「お …
このくらいの年齢は、このような事を色々と考え出す時期なのかもしれません。
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「大丈夫だよ。今のところは元気だし、長生きできるように頑張るよ。」
私がそう答えると、彼女は、
「良かった。それだけ言いたくなったの。じゃあね!」
と言ってリビングに戻って行きました。
―― 頑張って長生きしよう。
と、思いました。