春休み。
長男は中学でたくさんの宿題が出ました。
春休みの勉強スケジュールを立てる
夏休みも冬休みも大量の宿題を抱えながら、休み期間中に全く手をつけず、最終日に泣く泣く机に向かっていた長男。
3度目はないようにと、私達両親は、彼と一緒に春休みの勉強のスケジュールを立てることにしました。
けれども彼には、「本来はスケジュールを立てて毎日少しずつ勉強をすべき」という考えすらも持ち合わせていないよう。
長男「えー、毎日宿題するのいやだよぅ。最後の2日に集中したらだめ?」
両親「いやいや、これだけ全部、2日でできる量じゃないでしょう。」
なんてゆー会話を交わしながら、彼は、なんとか春休みの勉強スケジュールを完成させました。
両親「計画するだけじゃなくて、行動しないと意味なくなっちゃうからね。」
長男「うん、わかってるよ。多分ちゃんとできると思うよ。」
そして春休み
そして、1週間が経過し……彼が机に向かって勉強している姿を見ることはありません。
私「……まあ、予想はしてたけどね……でも、私達が見ていないところでやっているのかもしれないし……。」
もしかしたら、両親が仕事で留守にしている時間にその日の分の宿題を済ませ、残り時間を自由に過ごしているだけかもしれません。
……なんて、僅かな僅かな可能性に望みをかけ、私は、仕事から帰った時に彼に聞いてみました。
私「今日は一日何をしていたの?」
すると、返ってきた答えは
長男「今日は一日 slick back の練習してたんだ。だいぶ上手になったよ!」
・・・?
予想外の返事に、私は一瞬とまどいました。
私「……えっと、slick back って何?」
長男「あのね。足をこーやって動かして歩くとね、空中に浮いているように見えるんだ。」
そう言って、彼は slick back の動画を見せてくれました。
私「おー、確かに浮いているように見える。」
長男「でしょ!!すごいでしょ!!一日中練習して、だいぶ上手になったから、見ててね!」
そう言って、彼は今日1日の練習の成果を私に見せてくれました。
私「………うん。」
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もちろん、勉強なぞに時間を割いている暇は、なかったようです。